医療過誤？で医師２人を書類送検

　患者の手術後に適切な措置を行わず死亡させたとして、滋賀県警捜査１課などは２９日、業務上過失致死の疑いで、同県の近江八幡市民病院（現・近江八幡市立総合医療センター）の内科に勤務していた３９歳と４６歳の医師２人を大津地検に書類送検した。

　送検容疑は、平成１７年１０月１３日、同病院で近江八幡市の無職男性＝当時（６９）＝の食道静脈瘤の除去手術を行った際、食道の内部に７〜８ミリの損傷を見つけ、手術後の検査でも皮下気腫などを発症していることを確認したにもかかわらず、適切な措置をせず、同１４日、食道の損傷部から左右の胸腔に空気が侵入したことによる遷延性（せんえんせい）窒息により死亡させたとしている。現在、２人は別の病院に勤務している。