JR九州の新博多駅ビル建設現場(福岡市博多区)に林立する巨大クレーン群が、2011年春の駅ビル完成を前に福博の新しいランドマークになりつつある。
稼働しているのはタワークレーン9基とクローラークレーン1基。タワークレーンは地上から30メートル以上の高さに支柱で持ち上げられている。建材をつり上げるアーム(長さ40メートル)を立てると、鉄骨の恐竜が首を天に伸ばしているようにも見える。
博多駅周辺では、クレーンの動きを眺めたり、携帯電話のカメラで撮ったりする通行人が目立つ。福岡都市高速や福岡空港、ビルの屋上からも見えるとあって注目度は急上昇中だ。「ここ数年、九州内での建設工事でこれほど多くのクレーンを使うことは珍しい」(同社)。来年3月ごろまでクレーンのある光景を楽しめるという。
=2009/06/28 西日本新聞=