廿日市署は26日、廿日市市役所内の金庫から公金55万円を盗んだとして、市社会課職員秋本裕文容疑者(29)=同市宮島口2丁目=を窃盗の疑いで逮捕した。
廿日市署の調べでは、秋本容疑者は2月16日から5月19日までの間に、職場の市社会課の金庫に保管していた公金を盗んだ疑い。
同署によると、公金は、年金支給に伴い、生活保護受給者から返還された保護費の一部だった。秋本容疑者は「借金があり、遊ぶ金などが欲しかった」と供述しているという。
市によると、秋本容疑者が今年2月16日、別の職員と回収した保護費を金庫に保管したという。別の職員が5月19日に金融機関に入金する際、保護費の一部の紛失に気付き、翌20日に同署に届けた。金庫の鍵は係の全員が自由に使えたという。
|