【スポーツ】真央、五輪へ新プログラム曲 華やかにSP 力強くフリー2009年6月27日 朝刊
【モスクワ=酒井和人】フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が25日、合宿先の当地で、来年のバンクーバー五輪に向けた新プログラム曲を発表した。フリーは重厚なメロディーが印象的なラフマニノフの前奏曲「鐘」で、ショートプログラム(SP)は昨季のフリーで滑った「仮面舞踏会」を編曲。会見では新プログラムのイメージや五輪への意気込みなどを語った。一問一答は次の通り。 −フリーの「鐘」はどんな印象か。 力強さというか、下からわき上がってくるものを感じる。最後がすごいステップで、気に入っている。 −ジャンプの構成は。 今は去年と同じ構成でやっているが、いろんな構成を先生(タラソワコーチ)は考えていると思う。 −SPに昨季のフリー曲を選んだが。 新しいSPもつくったが、自分もあまりしっくりいかないなあと思ったので仮面舞踏会にした。 −SPのイメージは。 昨年とは違う仮面舞踏会を見せられたらいい。昨年は力強い舞踏会だったが、今年は華やかな、初めて舞踏会に来たような感じで滑りたい。 −SPのジャンプは。 まだ決まっていないが、できればトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はやりたい。 −五輪へ向けての調整は。 初戦は良くなくて後半に上がっていくのがパターンだが、試合に慣れるのが大切なのでどんどん試合に出て、できれば最初からいい演技をしたい。 −今季、自身の演技で伸ばしたい部分は。 連続ジャンプの精度を上げたい。あと、プログラム全体でいい滑りをしたい。 −ライバルはやはり金妍児(キム・ヨナ、韓国)。 ジュニア時代からすごく、いい刺激をもらっているし、それで2人とも上達できていると思うが、気にしすぎるのも良くないので自分の演技をしっかりしたい。 −あらためて五輪への意気込みを。 今できる100パーセントの練習をして、オリンピックだからと考えすぎずに毎日頑張る。
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