フィギュアで来日のロシア男女３人が新型インフル　金沢

　金沢市は２８日、同市内で開催されているスケートイベントの選手とスタッフ計３人が新型の豚インフルエンザに感染したと発表した。県内での感染者確認は初めて。いずれも容体は落ち着いており、市内の宿泊施設で療養中という。スタッフや選手など８人を濃厚接触者とし、外出自粛などを要請したという。

　市などによると、感染が確認されたのはロシア国籍の２０〜３０代の選手とスタッフの男女。３人は、市内で２７、２８の両日、開催された「フィギュアスケート金沢・アイスジュエリー２００９」（北国新聞社など主催）に出場するため、来日していた。市内では宿泊施設と会場をタクシーで移動するのみで、他に出歩いてはいないという。大会には、安藤美姫選手や０６年のトリノ五輪金メダリストの荒川静香さんらも参加している。