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【スポーツ】

浅田真央ラフマニノフで五輪勝負

2009年6月25日 紙面から

 バンクーバー冬季五輪に臨む浅田真央(18)=中京大=が、クラシック音楽・ラフマニノフの曲を、来季フリープログラムに選んだことが、24日分かった。ラフマニノフの楽曲はフィギュアでは王道といわれ、真央にとっては初挑戦。タチアナ・タラソワ・コーチ(62)が五輪用にストックしておいた“勝負曲”を引っ提げ、金メダル取りに挑む。

 モスクワで極秘裏に調整を積む真央が勝負曲に選んだのは、ロシアの偉大な作曲家・ラフマニノフの楽曲だった。その重厚で美しいメロディーは、世界的な人気を誇る。最近では全盲の天才ピアニスト・辻井伸行さんが「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で代表作『ピアノ協奏曲第2番』を演奏し、日本人として初優勝したことでも注目されている。

 金メダルを目指す真央にとって、これ以上ない選曲になりそう。これまでにもフィギュアでは伊藤みどりや村主章枝、高橋大輔ら、多くの選手が五輪の勝負曲にラフマニノフを選んでいるが、真央が選ぶのは全く別の楽曲になるもよう。細かい演技内容は、ショートプログラム(SP)の曲名と合わせ、近日中に発表する予定。タラソワ・コーチが真央のためにストックしておいた“秘蔵の曲”なのは間違いない。

 同じ年のライバル金妍児(韓国)より一足早く五輪用プログラムを公表するのは、自信の裏返し。国内初お披露目は、今季初戦に見すえる10月3日の「ジャパンオープン」(さいたまスーパーアリーナ)の見込みだ。 (中谷秀樹)

 

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