休日のオフィスは、いつものショービジネスを構築する場所から、沢山のアーティストが情熱と創作力を発揮して切磋琢磨する場に早変わりします。
この日も…。
舞台続けだった自分の久々の映像の演技。
中川真吾が、上がりを頂いたばかりの仮面ライダーの映像をチェックしてました。
月曜日に自作自演のショーの本番を控えた、青木さやか。
芝居部分の稽古とトーク部分のネタを最終段階で詰める作業は、自分の中に同居してる俳優と作家を別々に働かせるようなものでしょう。
大熊啓誉の芝居も稽古が佳境。
このチームがなぜか、会社の大きな会議室を一番占領してる気がします。
不世出の名優・安井順平と初舞台のチャンカワイ(Wエンジン)も余念がありません。
鈴木裕樹は、一瀬さんプロデュースの映画「呪怨」の初日舞台挨拶の前後に来ていました。
夏どこの内容打ち合わせも。
板張りの稽古場では、夏どこのダンス振り付け&稽古!
汗溜まりが出来ます。
そして…。
会社を出る私が最後に発見したのが、一階にあるアーティストショップ‘アウトオブオーダー’に並ぶ、お客様の列でした。
「この方々が笑ってくれるから、喜んでくれるから、
アーティスト達はより良いクリエイションに向かって、日夜邁進出来るのだ!」
あらためてそう思い、シャッターを押させて頂きました。
明日は、ホリケンの舞台の千秋楽へ。
彼も随分と会社で個人稽古をしてましたっけ。
沢山の素晴らしいパートナーに学び、お客様に長年支えられ、今の彼だからこその表現を、
きっと見せてくれるに違いありません。
渡辺 ミキ(ワタナベミキ)
ワタナベエンターテインメント代表取締役社長
東京都出身。吉田栄作を初めとするアーティストの発掘・プロデュースを経て、2000年のワタナベエンターテインメントの設立と共に代表取締役に就任。アーティストプロデュースのみならず、舞台、映画などのコンテンツ・プロデュースも手掛ける。 |