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イチロー6戦連続マルチ!今季最高・371

6月28日7時10分配信 スポニチアネックス

イチロー6戦連続マルチ!今季最高・371
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<ドジャース・マリナーズ>6回、遊撃内野安打で出塁後に二盗し、ロペスの右適時打で二塁から生還、二塁を発進するイチロー
 マリナーズのイチロー外野手(35)が26日(日本時間27日)、ドジャース戦で2安打を放ち、自己記録にあと1試合と迫る6戦連続マルチ安打をマークした。両リーグトップの打率は6月以降では04年以来となる・371まで上昇。04年のメジャー自己最高打率・372の更新も視野に入ってきた。01、04年に続く3度目の首位打者へ、イチローは立ち止まらない。

 自らが決勝打を放って日本を連覇に導いたWBC決勝から3カ月。イチローがその舞台となったドジャースタジアムで、あの日と変わらぬ“輝き”を放った。

 「(WBCの感動を)別に抑えているわけではないですけど、そうだったということです。(気持ちの切り替えの必要も)ないですね」。当時と現在を重ね合わせることも、思い出や感傷に浸ることもない。

 4回、ド軍先発・左腕カーショウの152キロ外角直球を中前にはじき返した。このチーム初安打から生還。4戦連続で得点を記録すると、6回にはスライダーをバットの先端でつかまえて遊撃内野安打にした。今季13個目の二盗も決め、後続の安打でまた生還。試合には敗れたが、チーム全得点はすべてイチローから生まれた。敵将のトーリ監督をも「彼は怖い。自由自在に操れるバットコントロール。スピードは2歩目からの加速がすごい。完ぺきな打者だ」とうならせた。

 自己記録にあと1試合に迫る6試合連続マルチ安打。打率は今季最高の・371まで上昇した。チーム73試合消化時点では過去最高。6月以降で打率を・370以上するのは、大リーグ年間安打記録の262安打した04年の・372以来。2位のカブレラ(タイガース)との差も3分4厘と大差がついている。

 それでも、イチローに立ち止まることは許されない。故障で出遅れていたマウアー(ツインズ)は26日現在で規定打席に11打席足りないだけの・396で、球宴前にも規定打席に到達する。過去に例にないハイレベルな争い。「打率を上げるということより、下がらない状態を早く作る。そのためには(数多く)打席に立つしかない。そうするとヒットを打つしかないという順番になる」と常々語るイチロー。今は安打を重ねることしか頭にない。

 27日にも2安打以上すれば、03年と07年の5月にマークした自己記録に並ぶ。そして28日には自己記録更新へ、黒田との日米を通じて公式戦初対決が待っている。

 ≪城島 1カ月ぶり復帰戦も無安打≫左足親指の骨折でDL入りしていた城島が「6番・捕手」で先発出場。5月25日のアスレチックス戦以来1カ月ぶりのメジャー復帰戦となったが、4回1死満塁で三ゴロ併殺打に倒れるなど、4打数無安打だった。それでも「強くボールをたたくのが僕の仕事。少し横にいけばヒットの打球」と納得の表情。マスク越しには3回にピエールの二盗を阻止し、「足は大丈夫じゃなかったらここに帰って来ていません。(盗塁阻止は)いいところにいきました」と話していた。

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最終更新:6月28日8時56分

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