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曼陀羅の神秘中心に 盛岡でチベット展


 盛岡市北山2丁目の自営業薄衣希代子さん(26)は「チベット曼陀羅(まんだら)展」を28日まで、同市中ノ橋通1丁目のプラザおでって2階ロビーで開いている。

 薄衣さんが3年前にチベットを訪れた際に入手した曼陀羅と、民族衣装やタルチョと呼ばれる祈りの旗など約30点を展示。曼陀羅は仏法の悟りの世界を象徴するものとして菩薩(ぼさつ)などを網羅して描いた図。入手した寺院では職人が版木で一つ一つ手作業で印刷していた。医学や天文を表している作品など、細かい部分まで描かれた絵図に訪れた人は魅了されている。

 盛岡市本町通3丁目の平舘徹さん(73)は「きれいに細かいところまで印刷されている。版木も見てみたい」と感心していた。

 正午から午後5時まで。入場無料。

【写真=職人が版木で一つ一つ手作業で印刷した作品が並ぶ「チベット曼陀羅展」】

(2009.6.28)

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