次期衆院選をにらんで、その動向に注目が集まる東国原知事ですが、27日は、地元で精力的に公務にあたりました。宮崎市で開かれた県医師会の定例総会、来賓として招かれた東国原知事を、報道陣が待ち構えました。国政への転身問題で、その言動に注目が集まる中、あいさつに立った東国原知事は、こう切り出しました。(東国原知事)「ここで何か発言する、爆弾発言でも狙ってらっしゃるとお思いでしょうが、そうはいきません」そして、集まった医師およそ110人を前に、医師不足など、地域医療が危機にひんしているという認識を示した上で、「医療現場や県民の意見を聞きながら、きめ細かい対応を進めたい」と述べました。総会では、宮崎大学医学部に設立される「地域医療学講座」を、医師会として積極的に支援し、医師不足の解消につなげることなども承認されています。
延岡市の自宅で、生後2か月の息子に対し、首を押さえつけるなどの暴行を加えた男が、27日未明、警察に逮捕されました。暴行を受けた男の子は、26日、病院で死亡しました。捕まったのは、延岡市西階町の会社員、児玉真則容疑者34歳です。警察の調べによりますと、児玉容疑者は、6月22日ごろ、自宅で、生後2か月の次男に、首を押さえつけるなどの暴行を加えた疑いが持たれています。男の子は、26日の朝、延岡市内の病院に運ばれ、死亡が確認されたということです。調べに対し、児玉容疑者は、容疑を認めているということで、警察では、詳しい死因などを調べることにしています。
覚せい剤や大麻など、薬物の乱用防止を訴えようと、宮崎市で、27日、街頭キャンペーンがありました。キャンペーンには、県内の中学・高校生や、防犯協会の関係者約200人が参加し、宮崎市の繁華街をパレードしました。そして、参加者たちは、道行く人にパンフレットを配り、不正な薬物使用が、幻覚症状などを引き起こす危険性を紹介していました。県警察本部によりますと、県内では、昨年度1年間に、覚せい剤や大麻を使用したり、所持するなどして、91人が摘発されています。また、今年に入ってからも、宮崎市のサーフショップの経営者らが、販売目的で、自宅で大麻を栽培するなど、違反は、後を絶たず、関係機関では、啓発活動に力を入れていきたいとしています。
女性の悩みを受け付ける無料電話相談が27日、行われ、暴力や職場での差別など、様々な相談が寄せられました。この電話相談は、日本弁護士連合会などが、全国各地で行っているもので、暴力やセクハラなど、女性が直面する問題への対処法や正しい法律知識をアドバイスします。県内では、県弁護士会の担当者が、電話での相談に応じました。寄せられた相談は、「夫の暴力が原因で離婚したが、金銭面の約束が守られない」、「夫が仕事をしないため離婚した。財産分与はどうなるのか」など、深刻なものばかりで、一日で、17件が寄せられました。最近では、弁護にかかる費用について、様々な支援制度も設けられており、県弁護士会では、気軽に相談して欲しいとしています。
県内のトップを切って、27日、日南市南郷町の栄松ビーチで海開きがありました。海開きとなった午前10時ごろの水温は、25度。約30人の子供たちが、早速、波打ち際で遊んだり、楽しそうに泳いでいました。栄松ビーチは、日南海中公園内にあり、大小の島々が浮かぶ美しい風景を眺めながら、マリンスポーツも楽しめます。入り江で波も穏やかなことから、キャンプ場としても人気で、8月末までのシーズン中、毎年約1万5000人が訪れるということです。
正しい交通マナーを身につけてもらおうと、自転車の運転技術などを競う大会が、27日、宮崎市で開かれました。大会には、県内各地から、小学生約70人が参加し、4人1組で、テストに臨んでいました。子供たちは、交差点や踏み切りで左右の安全を確認するなど、落ち着いた運転を心がけていました。大会の結果、優勝したチームは、8月に東京で開かれる全国大会に出場することになっています。