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2007年11月2日 |
中国人民大会堂に平和の歌声 |
人民大会堂に響く平和の歌声! 国交正常化35周年を記念するアグネス・チャン(陳美齢)さんのコンサートが10月31日夜、中国・北京の人民大会堂・万人礼堂で開催された(主催=日中友好協会、中日友好協会、後援=在中国日本大使館)。ユニセフを支援するチャリティーで、本年の「日中文化・スポーツ交流年」の特定広報事業に認定されている。会場には6000人の聴衆が詰めかけ、平和の天使の歌声に酔いしれた。 ◇ 澄みきった秋空のもと、人民大会堂は堂々たる威容を誇っていた。全国人民代表大会(全人代)が開かれるここは、日本でいえば国会議事堂にあたる。 これまでポピュラー音楽の演奏会が催されることはまれだった。まして、日本語の歌詞がそのまま歌われるのは異例のことである。 コンサートでは、日本での大ヒット曲「ひなげしの花」「草原の輝き」や、中国人民になじみの深い曲の数々を、中国語と日本語で披露した。 コンサートも大詰めを迎え、プログラムも残りわずか。病を勝ち越えて、この舞台に臨んだアグネスさんが、その時、静かに語り始めた。 「歌を通して世界平和にどう貢献できるか――私は考えました。そして今夜のコンサートに、二つの平和の曲を用意しました。この歌は、私たちに生命の尊さを教えてくれます。私の、あなたの、そして皆の生命は、かけがえのない大切なものです。さらに、皆は本来、幸福な生活を求めています。私だけではなく、あなたも、そして世界中の子どもたちも――。 厳しい冬が来ても、春は決して遠くないことを私たちは信じています。どんなに闇が深くとも、太陽は必ず昇ることを! この歌は、池田大作先生が作られた詩に、私が曲をつけたものです」 “両国の友好の道を開いた人”の名前に、あちこちから感嘆の声が。 「聴いてください。曲目は『そこには 幸せが もう生まれているから』――」 大空よりも 大きなものがある それは それは 私の生命 流麗な調べが会場を包む。じっと聞き入る聴衆。歌い終わるや、大喝采が広がった。 最後の曲は愛する中国を歌った「祖国的温情」。アンコールの拍手に応え、再び舞台に現れたアグネスさんは、名誉会長作詩のもう一つの曲「ピースフル ワールド」を高らかに歌い上げた。 出来ることから 一歩踏み出せば… コンサートを終えたアグネスさんは、取材陣へ歩み寄り、弾んだ声で語った。 「池田先生に温かく見守っていただき、大成功の演奏会になりました。先生の詩には、本当に力があります。日中友好のために力を尽くしてこられた先生。私は、先生の詩に込められた平和と幸福のメッセージを祖国に伝えたかった。それは今夜、皆の心に届いたと確信します!」 平和と友好を願う名誉会長の詩とアグネスさんの歌声。冴えわたる月光が、人民大会堂を明るく照らしていた。 中日友好協会の劉子敬理事は述べた。 「世界の平和へ、懸命に行動される池田先生が、詩を書かれたとうかがい、強い関心をもっていました。アグネス・チャンさんは、中国でも大変、有名な歌手です。彼女の声で、池田先生の平和の心が表現され、会場には深い感動が広がっていました。本当に素晴らしいコンサートになりました。中日友好の新たな歴史の一ページが開けた思いです。主催者の一団体として、素晴らしい詩を書いてくださった池田先生に心から感謝申し上げます」 |
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