suga♪の芸能評論など このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009-06-27 宇多田ヒカルが再婚するためには...

宇多田ヒカルが再婚するためには...

 近時買った本で、なかなか読み進まないものが2冊ある。

 1つは『幸福実現党宣言』大川隆法著、もう一つは『点-ten-』宇多田ヒカル著である。

 性質の全く異なるこれらが同列に出て来る点も奇異と言えようが、以下その理由を分析してみる。

 まず『幸福実現党宣言』は、私が過去に所属していた団体の総裁が書いた本である。私自身は、複数の理由があってとっくに辞めた団体である。

 現在日本において仏神が最もこの団体を支援しているであろうことは確かである。そう思う。

 しかし、会員個人の上求菩提の修行とは別に政治に進出する点、想定外ではなかったが私は嫌いなので、ほどほどに参考に読ませて頂いている。したがって読書スピードも遅い。


 『点-ten-』の方は、宇多田ヒカルは女性としてはタイプなのだがシンガーソングライターで洋楽も作るという超絶した音楽事業家の彼女には感心しただ尊敬の念を禁じえないファンの一人として、同時にある種の疎外を残念ながら感じている。

 それは過去記事で書いたようにローリン・ヒル(というよりもその自伝)に対して抱いた感想と近似している面があるようだ。芸能界は遠きにありて思うもの、というぐらいに自分とはかけ離れた世界であろう。

 したがって各曲毎に「あのときはああでこうで」と回想タッチを交えながら教えてくれるそのスタイルはミーハー心を掻き立てるものの、それで停まってしまう自分に、読み進めながら時として自己嫌悪に近いものを覚える。


 結局、両書共内容が良い割りに、私にとって忘れていたトラウマや劣等感を思い出させてしまう点に嫌気を覚えることが明白になったわけだ。

 勢いヒカルの可愛い写真を眺めて満足し、文章はちょびちょびと読み続けている。


 「宇多田ヒカル語録」には私にとって勇気付けられるものが多い。

 例えば「日本の場合何か、「触らぬ神に祟りなし」っていう感じで(後略)」は確かにそうで、私自身は真逆をやりたい願望が常にある。だから例えば公務員にはなれなかったのかも知れない。(笑)


 私が問題だと思うのは、むしろ「人のせいにできない仕事をやっていきたいんですよ。忙しいのはどうしてだ?辛いのはどうしてだ?全部自分のせいだっていうのがいい。」このセリフである。

 至極もっともで、その通りだと思う。しかし自己完結し過ぎている。自力に偏り過ぎている。悟りを求める修行者と同様といえば聞こえは(少なくとも私にとっては)良いが、反面可愛気はない。

 つまり、宇多田さんが先の結婚に失敗したのはこの点だといって差し支えない。

 彼氏の前では極力この面は出すべきではない。

 だが一緒に生活していてそれは無理であろう、という感もある。


 そういうわけで不必要な妄想をしてしまう自分なのであった。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/ksugawara/20090627/p1











AX



Googleボットチェッカー powered by
 Google Japan Bot チェッカー