2009年6月27日 20時23分更新
平成18年まで3期にわたって津山市長を勤めた中尾嘉伸前市長が、27日未明、食道がんのため亡くなりました。
74歳でした。
中尾前市長は旧美作町出身。
昭和55年から平成6年まで津山商工会議所の副会頭を務めたあと、平成7年の津山市長選に立候補して初当選して以来3期連続して津山市長を務めました。
平成18年までの10年間あまりの市長在任中には、津山市と周辺の4つの町と村との合併に力を尽くしたほか、岡山県市長会の会長なども歴任しました。
一方で、津山市にある再開発ビル「アルネ・津山」の経営再建策を巡っては、再建に市の税金を投入したのは問題だとして、住民グループが中尾前市長のリコールを求め、平成18年に行われた住民投票の結果、リコールが成立して失職しました。
津山市によりますと、中尾元市長は27日未明、食道がんのため、入院先の津山市内の病院で74歳で亡くなったということです。