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2009年6月26日(金) 19:15 |
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緊急雇用兼ね、岡山県が外来魚駆除
アユモドキなど絶滅が危惧されている淡水魚を保護しようと、岡山県が外来魚の駆除に乗り出しました。 県の緊急雇用事業を兼ねたもので、26日、岡山市内のため池で初めての駆除作業が行われました。
県の委託を受けた業者から3人と、緊急雇用で雇われた男性5人の合わせて8人が、ブラックバスなど外来魚の捕獲作業にあたりました。 事前に仕掛けておいた網をボートで回収していきます。 岡山市内にあるこのため池の下流には、絶滅危惧種で国の天然記念物にも指定されている淡水魚・アユモドキが生息しています。 ブラックバスなどの外来魚は、そのアユモドキを食べてしまう恐れがあることから、保護しようと県が駆除作業に乗り出したものです。 外来魚の駆除作業は、県の緊急雇用創出事業として行われるものです。 今後、10ヶ月にわたって県内23のため池で実施する予定で、10人が緊急雇用されることになります。 アユモドキの産卵場は、全国でも岡山県と京都府にしかないといわれています。 岡山県では、県ならではの事業を通じて緊急雇用を創出し、絶滅危惧種の保護に全力をあげる方針です。
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