2009年 6月 26日
260億円の補正予算成立 岡山県議会閉会
6月定例岡山県議会が26日、閉会し、国の追加経済対策を反映した約261億円の補正予算案などが可決されました。補正予算は、国の交付金などをもとに組まれていて、雇用の創出や障害者の医療費軽減、太陽光発電の普及などに約261億円を充てます。急激な景気の悪化を受けた経済対策の予算は、今年1月の補正予算、今年度当初予算に続いて3回目で、総額1000億円近くに上ります。石井知事は、「今年度使い切れないものは基金として積立て、将来に向けての雇用政策にも対応したい」としています。岡山県は、国の交付金などを活用したさらなる経済対策の補正予算案を提案する予定です。

緊急雇用対策で外来魚防除作業
緊急雇用創出事業の一環です。絶滅の危機にさらされている希少な魚を守ろうと岡山県が26日からブラックバスなど外来魚の駆除作業を始めました。駆除作業が行われたのは岡山市内のため池で、あらかじめ仕掛けていた網を引き上げ、ブラックバスを捕獲していきました。この池の下流には国の天然記念物で、全国の3ヵ所でしか確認されていないアユモドキが生息していますがブラックバスなどに稚魚が食べられ、絶滅する恐れがあります。このため岡山県はアユモドキを守ろうと緊急雇用創出事業として初めて駆除作業に乗り出しました。作業にあたったのは今月、新しく雇われた20代から60代までの5人です。駆除作業は岡山市や倉敷市にある23のため池で来年3月まで行われます。

岡山・香川で株主総会ピーク
26日は全国的に株主総会の集中日となり、岡山・香川でも多くの企業で株主総会が開かれました。このうち岡山市のトマト銀行では中川隆進社長が去年秋以降の世界的な金融危機で全国の地方銀行が軒並み赤字となるなか、減収減益ながら利益を出せたことなどを報告しました。今年は社長自らが詳しい事業報告を行ったため、総会は去年より約15分長い61分で終了しました。一方、高松市の四国電力では、景気の後退で電力需要が減ったものの電気料金の値上げなどで増収増益となったことが報告されました。そして役員15人の選任案が可決され、常盤百樹社長が会長に、千葉昭副社長が社長になりました。株主からは景気が悪化する中年に2回の配当を確保したことを評価する声が聞かれ、総会は混乱無く終了しました。

マイケル・ジャクソン死去で追悼コーナー
アメリカの人気歌手、マイケル・ジャクソンさんが亡くなりました。これを受け、岡山市のCDショップでは追悼コーナーが設けられました。突然の訃報を受け、岡山市北区の新星堂では、26日、急遽、特設コーナーを設けました。コーナーには1982年に世界中で大ヒットしたアルバム、「スリラー」など7作品が並べられ、訪れた客が足を止めていました。店舗では来週中には店内でプロモーションビデオを流すなどコーナーを拡大してポップス界のスターを追悼するということです。

6月26日は露天風呂の日
6月26日は語呂合わせで露天風呂の日です。真庭市の湯原温泉では温泉の恵みに感謝する恒例の催しが行われ、入浴客らでにぎわいました。湯原温泉の露天風呂、砂湯では露天風呂の語呂にあわせ6時26分から湯原地域11カ所の湯元から集めた湯を注ぎ、湧き出る温泉の恵みに感謝しました。また砂湯にショウブが入れられ、入浴客はさわやかな香りのする湯船につかり露天風呂の日を楽しんでいました。また湯原温泉のキャラクターがお披露目されたほか湯原温泉の歴史が分かるミュージアムがオープンするなどお祭りムード一色となりました。

大型家電量販店 リニューアルオープン
家電量販店大手のデオデオが26日、岡山市内にある2つの店舗をリニューアルオープンさせました。1年間で75億円の売り上げを見込んでいます。このうち岡山市中区の東川原店には、リニューアルオープンの特価品を求めオープン前から約1500人の買い物客が行列を作りました。デオデオでは東川原店を岡山市の核となる店舗と位置づけ、売り場面積を1997年のオープン時と比べ約1.4倍の約4500平方メートルに拡大しました。今後、需要が見込まれる地デジ対応テレビなど映像に関する商品を大幅に増加したほかパソコンやおもちゃ、テレビゲームなど4つの専門店を設け充実を図っています。デオデオでは東川原店と、同時オープンした一宮店の2店舗で初年度約75億円の売り上げを見込んでいます。