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梅田−関空「リニアで8分」 橋下知事構想

2009年06月20日

 橋下徹知事は19日、関西空港と大阪市中心部を時速約500キロのリニアモーターカーで結ぶ「新構想」をぶち上げた。実現すれば、8分で関空に到着するという。

 府の計算によると、梅田・北ヤード―関空の約50キロをノンストップで走る想定で、事業費は概算で1兆円程度とみる。橋下知事は報道陣に「夢物語」と断りながらも、「都心部と8分でつながるなら、関空はアジアでナンバーワンの空港になり、大阪、関西の都市構造が一気に変わる」と語った。

 橋下知事はかねて、大阪の中心地と関空のアクセスをよくすれば関空の位置づけは変わると主張。30分台で両地をつなぐ鉄道「なにわ筋線」の実現を呼びかけ、来月から国が同線の需要予測調査を始める。だがこの日は「調査してもらうところまでが僕の役割」と発言。調査で採算が取れないという結果が出れば「お金を使う必要はない」。「国は景気対策に15兆円使った。3千億円でなにわ筋線だったら、国家戦略としてリニアは面白いのでは」と、まんざら夢でもない様子だった。

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