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鉄道・おおさか東線、全線開通7年遅れ19年春に

事業費大幅増も

 大阪府や大阪市出資の第3セクター・大阪外環状鉄道(大阪市)は25日、同社が建設し、JR西日本が運行する「おおさか東線」(新大阪―久宝寺、20・3キロ)のうち未開業区間(新大阪―放出、11・1キロ)の開業時期を、当初より7年遅い2019年春とする工事計画の見直しを国に申請した。一部ルートの変更などのためで、未開業区間の事業費約650億円は大幅に増える見込み。

 大阪外環状鉄道によると、ルートを変更するのは新大阪からの約1・3キロ。東海道線東側での新線建設を取りやめ、東海道線西側を並走する梅田貨物線を利用する。大阪府吹田市で東海道線をまたぐ高架橋を建設し、元のルートにつなぐ。

 旧ルート用地の確保は難しい情勢であるうえ、片町線と並行する鴫野(しぎの)放出(はなてん)間で用地買収が進まず、必要な土地1900平方メートルのうち取得したのは3%にとどまっているのも開業遅れにつながった。

 おおさか東線は、主なルートをJR西の城東貨物線を電化、複線化して建設中。2008年3月に南側の区間(放出―久宝寺、9・2キロ)が先行開業した。

2009年6月25日  読売新聞)

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