補修後初披露されたカーネル・サンダース人形(後列右)につけるため、真弓宮司(手前左)からお守り譲り受ける渡辺正夫社長=大阪市の住吉大社で
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5位に低迷する真弓阪神にこの上ない吉兆や〜。3月に24年ぶりに道頓堀川から発見された「カーネル・サンダース人形」が25日、大阪市住吉区の住吉大社で保存作業終了後初お披露目。そこでおはらいをされ、真弓常忠宮司(86)から“カーネルののろい”が解けたとお墨付きをもらった。
ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(KFC)の「チキン感謝祭」。毎年の恒例行事だというが、今年は様相がひと味違う。テレビカメラ10台、報道陣は100人近い。それもそのはず。22日に“手術”を終えたばかりのカーネル人形が、祭事に参加していた。
カーネル人形が85年日本一の際に道頓堀川に投げ落とされてから、阪神は日本一なし。“カーネルののろい”といわれるようになった。祭事はKFC社が鶏への感謝と供養のために行っているが、人形のおはらいは必然の流れだった。
初詣でには200万人の人が訪れる同大社。しかも、おはらい、勝負の神様を祭っている。のろいも解かれたも当然だ。これも何かの縁か、虎指揮官と同姓の真弓宮司は「ここでおはらいすれば、神様のご心意で大丈夫」と宣言してくれた。
甲子園での練習を終えた真弓監督は「のろいなんてあったのか?」とあまり意に介さなかったが、所有するKFCの渡辺正夫社長(56)も「阪神は低迷しており、カーネルともども再浮上してくれれば」と願う。虎ファンはやっぱりうれしいはず。これで85年以来の日本一が見えた!? (島田明)
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