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「GM経営陣は現代ジェネシス・クーペに乗るべき」

 「GMが目を覚ましてやり直すには、同社経営陣が現代自動車のジェネシス・クーペに乗ってみることだ」

 25日、米国の自動車専門サイト「ネクストオート」に掲載された「GMよ、現代自に注目せよ」という人気ブログの言葉です。米連邦破産法11条の下で経営再建中の米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)が再生するには何をしなければならないのか。これを知るには、GM経営陣は現代自の高級セダン「ジェネシス・クーペ」を1台ずつ購入し、3カ月間乗ってみろという注文です。

 トム・マーティンという名のこのブロガーは、「最近、ジェネシス・クーペと(GMを代表するスポーツカー)シボレー・コルベットを一緒に走らせ、比べてみたら、ジェネシス・クーペのほうがGM経営陣に大きな教訓を与えてくれると感じました」と語りました。以下は、同氏がブログでGMの最高経営責任者(CEO)にあてた手紙の内容です。

 「各部署の部長や所長は、ジェネシス・クーペを1台ずつ買って乗り、“新GM”がこういう車を作るにはどう変わるべきか、リポートを書いてほしい。ジェネシス・クーペは頑丈で、軽くて、ハンドリングや走行性能も軽快。あなたがたが正直な人だったら、GM製の車は粗雑で、ずうたいばかり大きいと感じるでしょう。GM経営陣は、ジェネシス・クーペのデザインや仕上がりが、GM製の車よりも優れていることに気付くべきです。シボレー・コルベットの内装・外装は不自然で安っぽく見えます。韓国人にできるなら、GMにもできます」

 もちろん、一人のアメリカ人ブロガーの主張にすぎず、ジェネシス・クーペが本当に韓国車を代表するモデルなのかについても異論があるかもしれません。しかし、現代製の車が驚くほど躍進しているのは事実です。世界的な消費者満足度調査機関「JDパワー」が23日に発表した新車品質調査で、現代自はトヨタやホンダを抜き総合4位になりました。また、25日にはジェネシス・クーペと起亜自動車の中型セダン「フォルテ」と小型車「ソウル」が「2010年北米今年の車」にノミネートされました。一部の例ではありますが、韓国車は自動車大国アメリカで確実に高い評価を受けているのです。

崔源錫(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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