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クエスト名 「Ulterior Motives」
Skingrad城。 私は魔術師ギルドのお使いで、Skingradに来ている。 先日のWellspring Caveでの事件がどうなったのかを聞く為、Raminus Polusを訪ねた。事件は評議会が全力で調査中だそうで詳細は分からなかったが、その際頼まれたのがこの仕事だ。 只のお使いではない、そう言ってるわけだ。Raminusは声を潜めて続けた。 「注意したまえ。Skingradは変わったところだ。予想外の事態に備えたほうがいい」 「Janus Hassildorに何かあるの?」 「伯爵は孤独な男でね、会うのは容易じゃない。うまくすれば、君のギルドとしての身分が役立つだろう。着いたら城の執事と話すように」 …と言う次第でやってきた。 魔術師ギルドというところは下っ端をお使いに駆り出すのが大好きで、簡単な仕事ほど仰々しい理屈がついて回る。反対に今回のように仕事の説明がほとんどされない場合、話すわけにはいかない事、下っ端が知っちゃいけないような裏事情が隠れている。加えてRaminus Polusは狸だから、これが只のお使いで済まないのは確実である。 城に到着した私は、早速その執事に面会した。 この執事Mercator Hosidusは言葉使いこそ丁寧だが、どことなくRaminusと同じ臭いがする。 「ああ、伯爵は貴女が来られることはご存じです。ただ、今は少々貴女を客として認める気が無いようでして」 …噂通りの変わり者のようね。 他の地域の領主たちはおおよそ誰の謁見でも許しているが、ここSkingradの伯爵様は、城内警護の者ですら、このMercator Hosidusを通してしか話もできないんですと。執事殿はなんとか気を変えさせる努力をするから、明日また訪問するようにと私を追い出した。 出だしから躓いたな。Raminusの言ったとおり伯爵には簡単に会えないようだ。目的は本で伯爵に会う事ではないから、いっそ忍び込んで盗み出してやろうかしら。明日来てまた追い出されたらその手もありだな。 廃坑で野盗どもを襲撃したりしてその日を過ごし、翌日の午後、再び城を訪問した。 「そこの貴女。最新情報がございますよ」 念のため侵入経路を探しつつ城内を歩いてると執事Mercatorが声をかけてきた。 「ここ以外の場所でなら伯爵は貴女にお会いになることを納得されました。午前2時以降、町の外、Cursed Mineの北でお会いしたいそうです」 真夜中に城外なんて密会じゃあるまいに。おもいっきり怪しいわねぇ。私をおびき出して殺しますって言ったほうがらしく聞こえるじゃない。伯爵に恨まれるような憶えはない。第一会ったこともないんだし。となるとギルドの使いだから…かしらね。なんにせよ泥棒はしなくてよさそうだ。 その夜。時間の少し前に城門を出て指定された場所に向かった。勿論『予想外の事態』に備えて武装して。空は雷雨で最悪の天気だった。逢い引きするには最低な夜。なんでこんな日にわざわざ外で会わなきゃいけないんやら。 到着するとすでに執事がお供を連れて待っていた。側に黒服が二人立っていた。どちらかが伯爵かと思ったら…おやまぁ、どこにでもはびこってわねぇ。二人のお供は黒い法衣のネクロマンサー。こいつら、まるで私の先回りをして待ってるようじゃない。 ふん、言葉も知らないの?何が誤解よ。伯爵が会うってあんたはっきり言ったじゃない。そういうのは嘘っていうのよ。 「私たちは伯爵、あるいはそれ以外の計画にもギルドに干渉させる気は毛頭ないのです。さぁ、死んで貰いましょうか。ご心配なく、私たちは貴女の体を有効に利用させて頂くと約束しましょう!」 ネクロマンサーたちが一斉に召還獣を呼び出し、襲いかかってきた。まったく芸のない連中だこと。たかが本を返してもらいにきただけでこの騒ぎ。なんて不条理な。 「こい!4号」 ネクロマンサーどもを一挙に吹き飛すべく、下僕に相手をさせ間合いを取った。今日は遊びは無し。雨だし、早く終わらせて眠りたい。みんな揃ったところで、ドカンといきますか。ひぃふぃみぃ…よぉ?嘘、一人増えてる! 鉄拳親爺は瞬く間に全員を地べたに這わせ、惚けてる私に振り返った。 な!いきなり馬鹿呼ばわりするか!私だって怪しいとちゃんと思ってたぞ。だから武装してきたんじゃないか。 「まぁ君の愚かさが少しは役にたったか。私はMercatorのことは知っていた、友人ではないがね」 「あなた誰よ?」 「伯爵のJanus Hassildorだ、君を助けた。『ありがとう』がこの場合は適切だと思うが?」 …伯爵本人ですってぇ?この鉄拳親爺がぁ? 「…何故こんなことを?」 「彼がネクロマンサーだと知ったからじゃ駄目か?私はMercatorがあのカルトどもに関与してるとは薄々気づいていたが、彼の正体がそれと分かるまで動く気はなかったんだ。君のところの評議会がどう思ってるか知らないが、私はネクロマンサーに関わってはいないし、その気もない。そう伝えるがいい」 「私は本を受け取るように言われて来ただけよ」 「そうかね?なら評議会は君に対して完全に正直というわけではないのだろうよ。本当に彼らは君を本を取りにこさせただけだと思うかね?違うな、彼らは私を見張る為に君をよこしたんだ。ネクロマンサー教団に関して、私と同じ噂を聞いたんだろう。評議会に言ってやりたまえ、この次何かしたいことがあったら自分自身でこいと。騙して誰かを送り込むのは無しだ」 ネクロマンサー教団とはまたベタな名前だこと。やはりどこかの馬鹿がそんなもの作ってたのか。伯爵はギルドに疑われたことに憤慨してるわけだ。ホントにしょうがないわね、評議会のジジイどもは。 「ごめんなさい、知らなかったわ」 「そうだろう、わかってる。私は君がこんなかたちでTravenに関わってしまったことを残念に思うよ。少なくとも君は生き残った…今のところは。おそらく君も、いずれはより深刻な問題の対応も充分に任せられるようになるだろう。だが今現在、この仕事は終わりだ。私は君に評議会に戻ることを勧める」 伯爵は私に対し、幾分同情的な視線で話を閉め、挨拶もなく雷鳴の中居城に引き返していった。歩くのが異様に早い親爺であっという間に暗闇に消えた。苛ついた話し方といい、せっかちなのかしらね。 私は宿で一眠りしてSkingradを出発し、帝都へと戻った。そのまま大学に寄って、Raminus Polusに報告をすませた。予想はしていたにせよ、騙されて気分が良いわけはない。私は不機嫌だったが、Raminusは首尾良くいったことに喜んでいた。 「彼が君を助けた?そうか、それはいい兆候だ」 何がいいのよ。この狸が。 「謝らなくてはならないな。ただ、君を危険な状況に陥れるのはけっして評議会の本意ではない。大魔術師Travenはギルドの上級職を送って注目を集めるのを恐れたんだ、伯爵を刺激した場合の反動をね」 裏を返せば下っ端なら問題にならないだろうって話じゃない。伯爵も名を上げていたが、Hannibal Travenが発案者か。あのジジイめ。人のよさそうな顔しやがって。 「また、我々はどの地域においてもネクロマンサーの暗躍が気がかりだった。それゆえ彼らを捜し出すことに慎重を期した」 「何故、本当の事を言わなかったの?」 「伯爵の特異な性質は公表されていない。評議会はそれが守られることを望んでいる。あのときは君に与えた仕事にとって重要な事ではなかったので、君に知らせる必要はないと思っていたんだ。そのせいで彼の本当の正体について多くは明かすことができなかった。明らかにその判断は誤りだった。謝罪するよ」 伯爵の本当の正体って何よ。かなり変わった親爺だとは思うけど。Raminusの話はさっぱり分からない。 「我々は単にSkingradの状況を調査したかっただけだ。Hassildorと我々の関係はかなり薄い。評議会は彼の性質について秘密にしておくことに同意した。その引き替えに、彼は時折我々に役立つ情報を提供している程度だ」 「何故彼が協力しているの?」 Raminus顔はどうしても聞くのか、そう書いてある。聞くわよ、私を騙した理由なんだから。 彼はしぶしぶ話し始めた。 「バンパイヤだからな、伯爵は信用できる盟友がほとんどいない」 バンパイヤ!あの鉄拳親爺が…どおりでタフなわけだ。 「相手は吸血鬼なのよ?」 「そう簡単ではないんだよ。確かにHassildorは強力だ。だが評議会は彼を脅威だとは考えてない。結果として彼は特に事件も起こさず、かなりの時間Skingradを治めてきたからな」 そういえば私を襲ってもこなかったし、殺したネクロマンサーどもから血を得ていなかったな。ああ、それであんなにイライラしてたのか。目の前の血の誘惑に耐えるなんてたいした親爺だわ。 「彼を信用するの?」 「我々はHassildorがネクロマンサーと関係しているかもしれないと危惧してきた。君のおかげで、そうではないと分かっただろう。少なくとも当面は。我々は状況の監視を続けるが、私は君が誤解を生じるようなことはもうしないと約束するよ」 Raminus、あなたも言葉を知らないのね。『誤解』ではないわ。それは『嘘』と言うのよ。 「君は仕事を立派にやり遂げた。私は君に感謝してる」 そう言ってRaminusは私をEvokerに昇格して、魔力をプラスするお守りを渡してきた。いいわ、これでチャラにしてやりましょう。評議会しか知らない情報を明かしたんだ。Raminusにしてみればそれでも譲歩しすぎだろう。私は礼など言わずに塔を出た。 これが魔術師評議会のやり口だ。自分に益があれば吸血鬼とでも手を結ぶ。ホントろくでなしの集団だな。 バンパイヤ伯爵のことは放置。評議会がいらない人物だと判断したら、嫌でも殺してこいって話になるんだし。当面の敵、ネクロマンサーもいる。ネクロマンサー教団だっけ。いい年して死体と遊んでる恥ずかしい連中だけど、しばらく付き合ってあげましょうか。
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