個人攻撃はOKだが権力批判はNG?
矢部善朗創価大学法科大学院教授がそのブログのコメント欄で次のようなことを述べています。
私は、私のブログで覆面をしながらアジ演説をすることを認めません。
匿名で特定の人間の悪口を言うことはOKだけど,匿名で警察等の国家権力を批判することはNGだという価値序列には首をかしげざるを得ません。
なお,矢部教授は,
>そして、取調べから弁護人の立会いを排除しようとする捜査機関の主張は、「真犯人の処罰」ではなく、「自分たちが捕まえた者の処罰」を目的にしているに過ぎません。
なるほど。
恐ろしく人をバカにした主張ですね。
あなたはそういうことを小中学生に教えているわけですね。
自分の言っていることの弊害に気づかないんですかね。
あなたの主張によれば、警察組織というのは社会に存在すべきでない悪の組織という感じですね。
矢部教授の目には,この程度の主張ですら人をバカにした主張に見えるようです。「真犯人であろうとなかろうと,自白調書にサインしてしまう」環境を固守せんという主張は,「自分たちが捕まえた者」について,それが真犯人であるか否かにかかわらず,自白調書を作り上げて有罪にしてしまえる環境を維持することを目的にしているといって何の差し支えがあるのでしょうか。実際,日本の捜査機関は,被疑者・被告人の無実を推認させる証拠の開示を頑強に拒んだり,自白調書にサインをしないと家族に害が及ぶことを告知して自白調書へのサインを強要したり(生駒市汚職事件のように,自白調書にサインをしなければ家族を逮捕する旨示して自白を強要する例は,何例も明るみになっています。),嘘をついてまで妥協的な自白を得ようとしたりしているわけで,そこには「真犯人のみを処罰の対象としよう」という謙抑的な精神は見あたらないのですが。
社会秩序の維持というのは、とても大きな社会的要請ですよ。
とのことですが,警察ににらまれたら,無実でも自白を強要されて刑を科されてしまう社会って,そんなに治安がよい社会なのでしょうか。
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