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08/06/2009

印象操作が大好きな人たち

 矢部善朗創価大学法科大学院教授のブログのコメント欄で、「キメイラ」さんといういろいろなところで私についてネガティブなコメントを投稿される方が、「それではネット検索できる著名な民事事件と過去の刑事事件を見てみましょう。(検索にひっかからないのは掲載できませんが)」として私の敗訴判決だけを選ってこれが掲載されている文書のURLを投稿されているようです。やはり私についてネガティブなコメントを付けるのがお好きなハスカップさんがこれをサポートされています。

 ある程度訴訟をこなしているとどうしてもそれなりに敗訴することは避けがたいのです。もちろん、勝率を高めるために、確実に勝てると踏まない限り引き受けないまたは判決まで持ち込まないというポリシーの方もいるとは思うのですが、それは私のポリシーではありません。

 だからそれはそれでかまわないのですが、ネット検索できる有名な民事事件のうち私が勝訴した者を紹介しないというのもとても印象操作的で面白いですね。もちろん、私の場合敗訴事件に著名事件が多いのですが、勝訴事件でも著名事件は多いのですけど(mp3.co.jp事件にしても、まねきTV事件にしても、中古ゲーム訴訟にしても、ネット検索で引っかからないということはないように思うのですが。)。

 そうそう、中古ゲーム訴訟については、唯一販売店側が敗訴した大阪訴訟地裁判決だけが紹介されているようですが、この件については結局高裁で逆転し、東京訴訟と共に販売店側が勝訴したことは結構世の中に知られていたかと思うのですけど、キメイラさんはご存じなかったのでしょうか(どういう検索の仕方をしたら、中古ゲーム訴訟の関連で、大阪訴訟地裁判決しか検索で引っかからないということがあるのかわかりませんが。)。また、住基ネット訴訟も、私が訴訟代理人になっている事件で数少ない原告が勝訴した事件のみを紹介されているようですが、これが高裁で逆転され、結局、住基ネット訴訟についていえば最終的に原告敗訴で終わっていることも結構知られているかと思ったのですが、そうでもなかったのでしょうか。

 あと詰めが甘いと思ったのは、クレイジーレーサー事件を紹介するのならば、中間判決の方を紹介した方が、誤解を生じやすかったのではないかということですね。終局判決についていうと、114条各項の適否について私の主張がほぼ通っているので(著作権法関係では初判断だったと思います。)、損害賠償請求については9割方勝訴という事案ですから(原告の請求額と実際の認容額との差に注目!)、紹介した意図に合致していないのではないかと思ったりします。

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Commentaires

「論争相手の主張のネガティブな面だけを強調する」というのは「批判」では通常行われる技法だと思いますが(でも、医療過誤訴訟が係属したら裁判官は医療問題は自分たちにお手上げだといって門前払いにせよとかという主張のポジティブな面を強調しようと思っても、なかなかできるものではありません。)、それと、私が関与した裁判例をネット検索したところ敗訴判決しか見あたらなかったかのように偽装するのとでは質的な違いがあるように私には思えます。

Rédigé par: 小倉秀夫 | le 08/06/2009 à 02:41 PM

 論争相手の主張のネガティブな面だけを強調するという手法は、小倉弁護士自身が頻繁に使われているのではないですか。
 その意味では、小倉弁護士も「印象操作が大好きな人たち」の中の一人に入りますね。
 あなたがそういう手法を使うので、キメイラさんがあのようなコメントをしたと考えることができます。

Rédigé par: 矢部善朗 | le 08/06/2009 à 01:22 PM

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