馬英九・総統が海外の中華学校における中国語教育について、「正体字を知り、簡体字で書く」という政策を推進してよい、との見方を示しています。正体字とは画数が比較的多い漢字のことで、繁体字とも呼ばれています。
馬英九・総統は9日、「アメリカ駐在の中華総会会館及び北カリフォルニア州中華会館責任者帰国訪問団」と会見した際、政府は華僑への教育を非常に重視していると述べました。馬・総統は、海外では正体字と簡体字の争いが長く続いてきたが、中華文化を保存するためにも、将来、台湾海峡両岸間は「正体字を知り、簡体字で書く」政策を推進してもよいのではとの見方を示しました。
馬・総統は、正体字は中華文化本来の特色を代表し、非常に重要だと思うが、中国大陸では簡体字を使用しているため、正体字が分からない人がいる。将来、両岸間では、「正体字を知り、簡体字で書く」政策を取りるよう提案したいとしています。つまり、正体字を読めますが、書くときには簡体字を使います。印刷するときもなるべく正体字を使います。馬・総統はまた、自らが総統に就任して以来、外交面において中国大陸との友好国奪い合いを取りやめる外交休戦政策を推進してきたことを例にとって、双方は華僑の間でも対立をやめるよう、期待したいと述べました。
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