外国人の出入国と在留情報を一元的に把握できるようにする入管法などの改正案に反対する集会「イヤだ!監視される社会-入管法、住基法の改悪を止めよう」が27日午後1時半から、上京区荒神口通河原町東入の日本バプテスト京都教会である。
改正案による新たな在留管理制度では、自治体発行の外国人登録証を廃止し、中長期滞在の外国人には国が在留カードを発行して居住地などの情報を把握、企業などに就労・就学状況などの報告も義務付ける。
集会では、地方が国に従属し、すべての個人情報を各省庁がデータマッチングできる監視社会の先取り▽会社や学校の外国人監視、管理の出先機関化--などと問題点を指摘。「すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)」事務局の草加道常さんが「誰がどう困るのか?」について講演し、外国籍住民の発言や質疑もある。
午後3時半までで参加費500円。問い合わせは主催の実行委員会・青木さん(090・5966・3165)。【太田裕之】
毎日新聞 2009年6月24日 地方版