福島県内ニュース

会津の福医大統合病院に初の血液内科設置へ

2009年06月26日 10時06分配信

平成24年度内に県立の会津総合、喜多方両病院を統合し福島医大付属病院として会津若松市に開院する会津統合病院(仮称)に、会津地方初の「血液内科」が設けられる見通しとなった。

福島医大は診療とともに教育・研究を担う「講座」としての機能を持たせることも想定している。

血液内科を含む新病院の医師確保に向けては一般の大学病院医師より高額な医療職給与を適用するなど、国公立大学法人の付属病院では例のない人事・給与システムを導入する。

福島医大と県が25日明らかにした。

血液内科は白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など血液の病気を専門とする診療科で、県によると県内では福島医大付属病院(福島市)北福島医療センター(伊達市)太田西ノ内病院(郡山市)総合磐城共立病院(いわき市)の4病院にある。

県の推計では会津地方に35人の白血病患者がいるが、中通りなどでの治療を余儀なくされている。

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