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ゴージャス松野が三沢を追悼「あこがれで支えだった」

勝手に近しい人と思っていた

 今月13日、試合中に受けたけがで、46歳の若さで亡くなったプロレスラー、三沢光晴さん。偉大なレスラーの訃報に「心の師を失った思い」と、芸能マネジャーからレスラーに転身したゴージャス松野(48)が心境を初めて語った。

 「勝手に近しい人と思っていたのでショックだった。私の得意技『ゴージャスエルボー』は、まさに三沢さんの技がお手本。あまりにも複雑な気持ちだったので、ブログには一言しか書けなかった」と声を落とした。

 ゴージャス松野こと松野行秀は、女優、沢田亜矢子(60)との泥沼離婚劇を繰り広げた後、ホストやAV男優を経て、2002年10月にプロレスデビュー。昨年秋には服用していた薬が原因で一時、心肺停止状態になるなど、なにかとお騒がせの存在だ。

 その松野の心の支えだったのが三沢さんだという。

 「40歳を過ぎてのプロレス入りで非常にしんどかった。だから、同世代の三沢さんはあこがれで、支えだった」

 実力差が天と地ほど離れているにもかかわらず、デビュー直後には「対戦したい」とぶちあげたこともあったほど入れ込んでいた。

 「もちろん遠い存在、雲の上の人。でも一度だけ、三沢さんから励まされたことがあった」

 一昨年秋、東京・後楽園ホールの駐車場での出来事。昼間は松野の所属団体DDT、夜は三沢さんが主宰しているノアの試合で、午後3時過ぎ、撤収作業を終え駐車場で車に乗り込もうとした際、三沢さんを見かけた。

 「私からあいさつに行きました。『ゴージャスです』と言うと三沢さんは笑顔で私の肩や背中を叩きながら『知っているよ。頑張っているね。これからも続けてください』と励まされた。あの感動は忘れられない…」

 松野は今、うつ病を抱えてリングから遠ざかっている。プロレスファンからも半ば忘れられかけているが「三沢さんのファイトを見習う。8月26日の両国大会で復帰する」と、レスラー魂を刺激されたようだった。

ZAKZAK 2009/06/25

ゴージャス松野

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