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【富山】

高齢者の万引 摘発件数増加 マイバッグ 悪用ダメ!

2009年6月26日

ショッピングカートに張られた防犯シール(手前)と来店客にチラシを配る署員=黒部市新牧野で

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黒部署が啓発 シールで警戒

 マイバッグなどを使った高齢者の万引が増えていることを受け、黒部署は二十五日、黒部市新牧野のショッピングセンター「メルシー」で犯罪防止の啓発活動を実施した。

 同署は今年に入って十四人を万引で摘発。うち十人が六十歳以上で、生活安全課の西村充係長(31)は「少年よりも高齢者が多いのはこれまでにはなかった特徴」と話す。

 全部がマイバッグを使った犯行というわけではないが、バッグを持ち込んでも怪しまれないため「万引を誘発しやすくなったことは確かだ」と西村係長。ショッピングカートに買い物かごとバッグを一緒に置き、一部の商品をバッグにそのまま隠し入れる手口が増えているという。

 署員らは店内のショッピングカートの手すりに「マイバッグ点検中」などと書かれた蛍光色のシールを張り、来店客にチラシを配って万引防止を訴えた。同店の防犯担当者、川端欣一さん(72)は「犯罪者は周囲の目を気にするので、シールによる視覚効果で万引が減ってほしい」と願っていた。 (平井剛)

 

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