米アップルの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」の最新モデル「iPhone 3GS」の日本発売を翌日に控えた25日、東京都渋谷区のソフトバンク表参道店近くにある多目的ホール「原宿クエストホール」で、発売を記念する「前夜祭」が行われた。同日午後10時過ぎから始まった前夜祭には、新機種の購入を希望するおよそ350人が駆けつけ、深夜にかけて定員の400人を超す希望者が集まるとみられる。
前夜祭は26日午前1時まで、個人や企業が自慢のアイフォーンのアプリを紹介するプレゼンテーション大会や、アイフォーンのアクセサリーが当たるじゃんけん大会が行われる。また午前0時前には、ソフトバンクモバイルの孫正義社長が登場して、カウントダウンを行う予定。参加者は前夜祭の終了後、午前7時に始まる先行発売で新機種を購入することができる。
アイフォーン3GSは、現在のモデルよりアプリケーションの起動やメールの添付ファイルチェックなどの処理スピードが高速化。300万画素のデジタルカメラを装備し、動画の編集や共有も可能になった。ハンズフリーでの音声コントロールや、地図を見ながら正しい位置、方角をチェックできるデジタルコンパスなどの機能も搭載している。
16ギガ、32ギガの2モデル。価格はソフトバンクショップで新規契約・新スーパーボーナス(24回分割払い)で購入する場合、16ギガモデルは実質負担は月額960円(計2万3040円)、32ギガモデルは月額1440円(3万4560円)。9月30日までは「iPhone for everybody」キャンペーンが適用され、16ギガモデルが月額480円(計1万1520円)、32ギガモデルが月額960円(計2万3040円)となる。【内田剛樹】
2009年6月25日