国籍再取得に向け訪日 日比の親持つ子供ら【マニラ25日共同】結婚した日本人男性とフィリピン人女性との間に生まれ、出生時に日本国籍を持ちながら、フィリピンに残され、手続きの問題で日本国籍を喪失した子供5人が25日、国籍再取得のため母とともにマニラから訪日した。子供たちは京都府内の学校に通いながら国籍再取得を申請、母は身元引受先の介護施設で働き、養育を続ける。 国籍再取得は、日本に生活の拠点があることが条件。父に連絡を絶たれ、日本に渡航できない子供が日本国籍を断念する例が多かった。「子供に責任はなく、不平等だ」とする支援団体と在マニラ日本大使館などが協議、国籍再取得のため母にも就労可能な長期査証(ビザ)を初めて発給した。 結婚した日本人と外国人の子供は、出生と同時に日本国籍を取得。ただし、外国で生まれ、日本国籍と同時に外国籍も取得した場合、出生から3カ月以内に日本国籍留保の届け出を現地大使館などにしなければ、日本国籍を喪失する。今回訪日した5人はフィリピンで出生。父は既に連絡を絶ち、母も国籍留保の手続きを知らず日本国籍を失った。 【共同通信】 |
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