【正義なき力は暴力なり】TAISHI

去る6月24日､前回のｺﾗﾑで紹介したｻｰｷｯﾄﾄﾚｰﾆﾝｸﾞを行ないました｡というより毎週行っているわけなのですが…｡
毎回ﾒﾆｭｰが変わることは前も書きました｡ｵﾔｼﾞにいわせると､体が運動に慣れないようにということですが自分にはよく意味が分かりません｡自分がﾌﾞﾛｸﾞに書いたのが理由とは思いませんが､何故か今回は先週に比べて更にﾊｰﾄﾞなﾒﾆｭｰをｵﾔｼﾞは自分に課してきました｡
まずは種目の多さにたまげました｡ｳｪｲﾄ系は13種目､ﾌﾘｰﾊﾝﾄﾞ系は14種目です｡またﾊﾞｰﾍﾞﾙの重さは前回より5kg増しだし1ｾｯﾄの回数もｳｪｲﾄ系ﾌﾘｰﾊﾝﾄﾞ系ともに1.5倍(平均5回ﾌﾟﾗｽ)に増えました｡
また新しい種目が増えました｡ｳｪｲﾄ系ではﾘｽﾄﾀﾞﾝﾍﾞﾙとﾀﾞﾝﾍﾞﾙﾌﾛﾝﾄです｡ﾘｽﾄﾀﾞﾝﾍﾞﾙはﾌﾟﾚｰﾄが片方だけについたﾀﾞﾝﾍﾞﾙのﾊﾞｰの端っこを持ち､手首の力だけでﾀﾞﾝﾍﾞﾙを垂直から水平に上げ下げする運動です｡ﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝもいくつかあり､ﾍﾋﾞｰｳｪｲﾄの日には重量も増やして数種類行います｡1ｾｯﾄ20回はかなりｷﾂｲです｡
ﾀﾞﾝﾍﾞﾙﾌﾛﾝﾄは両手に20kgのﾀﾞﾝﾍﾞﾙを肩の高さに持ち､そのまま前に突き出す運動です｡平行立ちのまま､腰や下半身を動かさず腕の力だけで行います｡これがまたｷﾂくて1ｾｯﾄ左右20回ですが､10回を超えると辛くて腕が支えられなくなってきます｡
ﾌﾘｰﾊﾝﾄﾞ系では新たに｢肩幅立て｣(ﾎﾞｸｻｰﾌﾟｯｼｭｱｯﾌﾟ)がﾒﾆｭｰに加えられました｡両手を肩幅よりやや狭く床につけ､肘を脇に付けたまま腕立て伏せを行ないます｡ﾋｯﾃｨﾝｸﾞﾏｯｽﾙの鍛練によいとｵﾔｼﾞはいいますが､両手を肩幅で行うﾍﾞﾝﾁﾌﾟﾚｽ以上に疲れます｡
松井館長がおっしゃるように器具を使ったｳｪｲﾄﾄﾚｰﾆﾝｸﾞよりも自分の身体のみで行うﾌﾘｰﾊﾝﾄﾞﾄﾚｰﾆﾝｸﾞの大切さがよく分かった気がします｡

以上のｻｰｷｯﾄﾄﾚｰﾆﾝｸﾞを終えるだけでも2時間を要します｡そういえば準備運動の｢立禅｣も15分から20分になりました｡この5分がどれだけｷﾂいか!! また鉄棒も3ｾｯﾄになりました｡何もかもがﾊｰﾄﾞになったということです｡
この段階で､やっとｻｳﾅｽｰﾂを脱ぐのが許されます｡いったん裸になり軽くｼｬﾜｰを浴びてから着替え､今度はTｼｬﾂに空手のｽﾞﾎﾞﾝになります｡汗をかくと空手のｽﾞﾎﾞﾝに染み込み次第に動きを鈍くするので､それに耐える習慣を付けるためにも短ﾊﾟﾝではなく空手のｽﾞﾎﾞﾝが大切だとｵﾔｼﾞはいいます｡
ｽｷﾙﾄﾚｰﾆﾝｸﾞは3ｽﾃｯﾌﾟに分かれていますが､今回から前蹴りを重点的に行うということで､空蹴りとﾐｯﾄ蹴りを合わせて軽く1000本は蹴ったと思います｡
また内回し蹴りや上段回し蹴り､各種の後ろ蹴りなども合計2000本くらい蹴りました｡そして10分の休みをはさんで､ｵﾔｼﾞが持つ超ﾃﾞｶいﾋﾞｯｸﾞﾐｯﾄに中段回し蹴りとﾊﾟﾝﾁをﾗｯｼｭで打ち込み､最後は恐怖の｢人間ｻﾝﾄﾞﾊﾞｯｸﾞ｣です｡
ｵﾔｼﾞは極真空手の現役を離れてもう20年以上が経っていますが､青水流の稽古を続けてきたせいか技のﾊﾟﾜｰはもちろんｽﾋﾟｰﾄﾞも常人外れです｡だから痛くて痛くてたまりません｡
<ｵﾔｼﾞ…まだ現役でやれるんじゃねぇか!?>
ﾏｼﾞでそう思うくらいです｡改めて青水流って凄いなと感心しています｡