☆ずっとずっと・・・一緒にいたかった☆第3話
June 25 [Thu], 2009, 8:57
こんなこと、今更するくらいなら、
もっと、優しくして。。。
昔のように、一緒にいてよ。。。
お願いだから。
心の中で願うばかり。
「ちょっと外出てくるわ」
お兄ちゃんはそう言って出かけてった。
たまの休みなのに。
彼女と会うのかな。
胸がズキッと痛んだ。
私は、お兄ちゃんの分も
お昼作ったよ♪
お兄ちゃんが大好きな、
デミソースオムライス。
帰ってくるのかなぁ。
私は、不安でちょっと泣きそうだった。
でもお兄ちゃんに泣いてるとこ見られたくなかったから、
料理作った後に泣いた。
ふしぎ、お兄ちゃん、帰ってきたよ。
「理沙?・・・・
愛しいお兄ちゃんの声。
もう失神してしまいそう。・・・
「ただいま。」
お兄ちゃんはそう言って私に紙袋をくれた。
「お帰りなさい。ぇ?・・・いいの?・・・・・」
お兄ちゃんは私に、シュシュを買ってきてくれた。
小さなイヤリングと、ピンクのマニキュアも。
可愛い。。。
「ありがとう、将兄ちゃん」
私、急に涙が出てきてしまった。
もう、人前では泣かないって決めてたはずなのに。
お兄ちゃん、ごめん、
ごめん心配かけて。
「それつけて、飯食ったら
遊び行かね?」
お兄ちゃん・・・嬉しいよ
私はおにいちゃんに抱きつきたくなるくらい
体が熱くなるのを感じた。
お兄ちゃんと、久しぶりのお昼ごはんが一緒。
お兄ちゃん おいしそうに食べてくれてる
お兄ちゃんは かっこよくて 子供の頃から 私のヒーローで・・・
でも、お兄ちゃんは・・・
中学の時 彼女連れてきて
私はそれから お口 聞けなくなった。
失語症ではないにしても、
自分の言葉が言えなくなった。
家族とも喋れなくなった。
学校でも、勉強ばかりしてた。
まぁ勉強は好きだったから問題はなかったんだけど・・・
仲良くしてた友達とも口聞けないから、
筆談とかしてたけどね。
自分が言葉出なくなったことに
びっくり。
でもお兄ちゃんは色々忙しくて気づいてくれなかったの。
両親は、私の様子がおかしいって気づいてはいたみたい。
だってね、その子・・・
凄く綺麗でかわいくて、私とは大違いだったから。
お兄ちゃんより、一個年上の人で・・・
その人は、・・・・私にはあんまり構ってくれなくて、
お兄ちゃんばっかり。
挙句にね、
「妹なんていたってうざいだけじゃん?」
ってお兄ちゃんに吹っかけてたの。
私はそれから、怖くなって・・・
あんまり友人と、先生と、お兄ちゃんや家族以外の人を
信じれなくなってた。
それからパタッとそのお姉さんは姿を見せなくなって、
どうやら別れたみたい。
でも、その人が卒業するまで、
私はずっと口が聞けなかったんだ。
口を開くのが怖かったのかなぁ。
自分でも覚えてなかった。
でもはっきり憶えているのは、
お兄ちゃんが彼女を連れてきたことで
私が口をあんぐりしたままだったこと。
泣いたまま、ずっと、何も分からなかった、らしい。
お兄ちゃんは分かっていたけれど、
お兄ちゃんはきっと家を離れたくてたまらなかったんだと思う。
こんな私だから余計に。
涙が止まらなくて、悲しかった私を、最後に抱きしめてくれたあの日。
あの日からお兄ちゃんは、変っちゃってた。
煙草さえやらなかったお兄ちゃんだけど、
あの人の胸が居心地良かったのかな。
でも、やっぱりどこかに私がいて、
だから、別れたのかな。
やっぱ、私のせいだったんだ。
<つづく>
もっと、優しくして。。。
昔のように、一緒にいてよ。。。
お願いだから。
心の中で願うばかり。
「ちょっと外出てくるわ」
お兄ちゃんはそう言って出かけてった。
たまの休みなのに。
彼女と会うのかな。
胸がズキッと痛んだ。
私は、お兄ちゃんの分も
お昼作ったよ♪
お兄ちゃんが大好きな、
デミソースオムライス。
帰ってくるのかなぁ。
私は、不安でちょっと泣きそうだった。
でもお兄ちゃんに泣いてるとこ見られたくなかったから、
料理作った後に泣いた。
ふしぎ、お兄ちゃん、帰ってきたよ。
「理沙?・・・・
愛しいお兄ちゃんの声。
もう失神してしまいそう。・・・
「ただいま。」
お兄ちゃんはそう言って私に紙袋をくれた。
「お帰りなさい。ぇ?・・・いいの?・・・・・」
お兄ちゃんは私に、シュシュを買ってきてくれた。
小さなイヤリングと、ピンクのマニキュアも。
可愛い。。。
「ありがとう、将兄ちゃん」
私、急に涙が出てきてしまった。
もう、人前では泣かないって決めてたはずなのに。
お兄ちゃん、ごめん、
ごめん心配かけて。
「それつけて、飯食ったら
遊び行かね?」
お兄ちゃん・・・嬉しいよ
私はおにいちゃんに抱きつきたくなるくらい
体が熱くなるのを感じた。
お兄ちゃんと、久しぶりのお昼ごはんが一緒。
お兄ちゃん おいしそうに食べてくれてる
お兄ちゃんは かっこよくて 子供の頃から 私のヒーローで・・・
でも、お兄ちゃんは・・・
中学の時 彼女連れてきて
私はそれから お口 聞けなくなった。
失語症ではないにしても、
自分の言葉が言えなくなった。
家族とも喋れなくなった。
学校でも、勉強ばかりしてた。
まぁ勉強は好きだったから問題はなかったんだけど・・・
仲良くしてた友達とも口聞けないから、
筆談とかしてたけどね。
自分が言葉出なくなったことに
びっくり。
でもお兄ちゃんは色々忙しくて気づいてくれなかったの。
両親は、私の様子がおかしいって気づいてはいたみたい。
だってね、その子・・・
凄く綺麗でかわいくて、私とは大違いだったから。
お兄ちゃんより、一個年上の人で・・・
その人は、・・・・私にはあんまり構ってくれなくて、
お兄ちゃんばっかり。
挙句にね、
「妹なんていたってうざいだけじゃん?」
ってお兄ちゃんに吹っかけてたの。
私はそれから、怖くなって・・・
あんまり友人と、先生と、お兄ちゃんや家族以外の人を
信じれなくなってた。
それからパタッとそのお姉さんは姿を見せなくなって、
どうやら別れたみたい。
でも、その人が卒業するまで、
私はずっと口が聞けなかったんだ。
口を開くのが怖かったのかなぁ。
自分でも覚えてなかった。
でもはっきり憶えているのは、
お兄ちゃんが彼女を連れてきたことで
私が口をあんぐりしたままだったこと。
泣いたまま、ずっと、何も分からなかった、らしい。
お兄ちゃんは分かっていたけれど、
お兄ちゃんはきっと家を離れたくてたまらなかったんだと思う。
こんな私だから余計に。
涙が止まらなくて、悲しかった私を、最後に抱きしめてくれたあの日。
あの日からお兄ちゃんは、変っちゃってた。
煙草さえやらなかったお兄ちゃんだけど、
あの人の胸が居心地良かったのかな。
でも、やっぱりどこかに私がいて、
だから、別れたのかな。
やっぱ、私のせいだったんだ。
<つづく>
衝撃の展開・・・
本当は元々なかった展開なんですけどね。
やっぱ問いかけてみたいんです。
そっから兄弟の関係ってどんな風に変化していったのか。
どうか、続きを楽しみに待っていてください。
本当にお待たせしてしまって申し訳ないです。
それから要望いただいてた回答を。
えっと、自分のハンネや名前に置き換えて、
そして主人公の名前を好きな人やタレントさんに置き換えて
自由に想像してくれて構いません。
でも、あんまり、感情移入すると悲しくなると思うので、
気をつけてくださいね。
それでは次回をお楽しみに。
本当は元々なかった展開なんですけどね。
やっぱ問いかけてみたいんです。
そっから兄弟の関係ってどんな風に変化していったのか。
どうか、続きを楽しみに待っていてください。
本当にお待たせしてしまって申し訳ないです。
それから要望いただいてた回答を。
えっと、自分のハンネや名前に置き換えて、
そして主人公の名前を好きな人やタレントさんに置き換えて
自由に想像してくれて構いません。
でも、あんまり、感情移入すると悲しくなると思うので、
気をつけてくださいね。
それでは次回をお楽しみに。
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