2009年6月25日 19時45分
民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は25日の記者会見で、麻生太郎首相が臓器移植法改正案の参院での審議促進を求めていることに対し、「自分が反対した法案の早期採決を参院側に言うのはどういう考えか」と批判した。ただ、首相は衆院本会議で脳死を一般に人の死とするA案に反対したものの、同案を可決した衆院の意思は尊重する姿勢を示している。西岡氏は、首相批判を通じて、A案の参院採決に慎重姿勢を示したとみられる。
一方、参院議運委理事会は25日、A案と、参院議員有志が提出した対案の趣旨説明を26日の本会議で行うことを決めた。【山田夢留】