スポニチ大阪

サブカテゴリー

「大仏もっこり」に東大寺が待った…尊厳踏みにじる

東大寺が発売元に抗議文書を送付した「大仏もっこり」

◆ 発売元に抗議文送付 ◆

 下半身が膨張した人気キャラクター「まりもっこり」の関連商品「大仏もっこり」について、東大寺(奈良市)は24日までに「信仰対象の尊厳を踏みにじっている。販売を中止してほしい」と、発売元に抗議文書を送付した。「大仏もっこり」は東大寺の近くや鎌倉でも販売。東大寺の庶務担当者は「タグに東大寺大仏殿の絵が出ており(無関係と)言い逃れはできないはず」としている。

 発売元のキョーワ(札幌市)は「ジョークのつもりだったが、もっこりの場所が場所なので致し方ない。手だてを考えないと」と困惑顔だ。

 元祖まりもっこりは、2005年2月に発売された北海道・阿寒湖に生息するマリモがモチーフの人形。08年から全国に広まり、京都の新撰組など各地で800種類以上登場し、累計2000万個以上が売れた。

 一方、長崎限定の「ザビエルもっこり」に、ザビエルの兄の子孫ルイス・フォンテス神父は「軽蔑されているわけではないので別に悪いとは思っていない」と冷静な対応。東大寺は以前、菓子「大仏さまの鼻くそ」の商標登録について「不快感がある」と特許庁に異議を申し立て、登録が取り消されたことがある。

[ 2009年6月25日付 ]

PR

ニュース一覧

大阪企画特集
クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲