2009-06-22 13:05:23

イチローに注目する理由

テーマ:喜怒哀楽

私は筋金いりの野球少年だった。
小学校5年生のときにオール横浜に選抜されたこともある。

5年生で入ったのは2名のみ、あとは6年生18名というチーム編成だった。
このころは本気でプロ野球選手を目指していたのだ。


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※当時の写真(父の会社が制作したTVCMの1シーンに出演)


ひいきの球団はジャイアンツ。
TVCMの制作会社を経営していた父親が、撮影で当時の王選手に会い、
すっかり大ファンになった影響だ。


しかし、ちょうどその5年生の時に母を亡くし、野球どころではなくなった。
間もなく父が会社を清算することになり、
あんなに熱中した野球からすっかり遠のいてしまっていた。


最近少し時間がとれるようになり、また野球を見始めている。
『TheサンデーNEXT』でご一緒させていただいている、
徳光さんの野球熱のおかげも少なからずあるのかもしれない。


注目しているのは、イチロー。
彼の野球への姿勢だ。
彼には、お金も名誉もある、一生遊んで暮らすこともできる。
すべてを手に入れているにも関わらず、記録との戦いを続け、
自分をより高いところへ持っていこうとしている。


彼は“行”をしている…
顔つきが違うのだ。
先日対談した、ご慈眼寺住職の塩沼亮潤さんと近いものすら感じる。


“行”とは欲を離れ、自分をより高めること。
お金のためでも地位のためでも名誉のためでもなんでもなく、
生きるか死ぬかの気迫を要求される。
そんな苦しいことをわざわざ行う人間はなかなかいない。


私もそうありたいと自らを律していきたいと考えている。
イチローの“行”がどこまで続くのか、見届けたいと思う。


コメント

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1 ■著書とブログを読んでおります。

初めてコメントさせていただきます。

イチローさんに「行」という表現では、数年前にNHKラジオ深夜便の心の時代で梅原 猛さんが「哲学者イチローに学ぶ」という放送を聞きました。パリーグファンとしてイチローを応援しています。WBCの監督に野村克也さんを挙げてくれたことはうれしかったです。

2 ■当事者と傍観者の違い

巷では最近、イチロー選手に関してむしろ批判的な記事が多いようですね。一方で実業界で活躍されている方の間では、社長のようにストレートに称賛を送られている方が大半。
高い理想像を描き、それに向けて地道な努力を一途に継続する、ただその姿に共感せずにはいられないのでしょう。

3 ■野球が詳しくなくても

以前、イチローの書籍を読ませていただいたことがありますが、ストイックなまでに自分を追い込み努力する姿に感動しました。なるほど、それは"行"なのだなと感心しました。

4 ■イチローと共に10年間

私もイチローに魅了された一人です。イチローが大リーグに挑戦した時は誰もが半身半疑でした
私も人生の分岐点で居酒屋の経営を考えていました。その時店をやるならに日本人のバッターとして初めて大リーグに挑戦するイチローを応援する店にしようと思いました!私は今のイチローの活躍を確信してました。目標は人ではなく、新たな自分の思い描くより高い次元。いつまでもあふれるほどの夢を持ちつづけているイチローは私の店の応援団長でもあります。日本でいや世界でただ一件のイチロー選手を応援している店「居酒屋イチロータ」はワタミにも負けない志の高い見せです!

5 ■夜分おそくにすみません。

オークン読ませていただきました。自分もやりたいこと、関心があることをやってみたいと思います。それを踏まえた上で質問なのですが、みんなが自分の好きなことを通して人の役に立つことは大変素晴らしいと思います。それでも困っている人がいるかもしれません。そういう人々に対してはどうすべきと思われますか?前にも述べましたが自分は自分勝手で人を見下してきました。だからこそ人としてどうあるべきかと考えてしまい堅く、自分をがんじがらめにしてしまい、自分と人としてあるべき姿との間で葛藤になってしまうのです。是非ともアドバイスお願い致します。

6 ■(^O^)

私も、イチロー選手の言動にはいつも魅了されています。私よりもかなり年下ですが最も尊敬する日本人の一人です。

7 ■同感です!

頂点に立ち続けることは
生半可な精神レベルではできないと思います。
継続的に素晴らしい結果を出し続けることが
できるのは、美樹さんが仰るように
「行」に近い精神に基づいているからだと思います。
「利欲」とはかけ離れた人生軸に貫かれている。
そう思います。他にも将棋の羽生名人や
サッカーの中村俊輔選手といった一流の人達を
見ていると、そのように感じます。
美樹さんの自律の精神にも共通したものが
あると思います。私もそうありたいです。


余談ですが、日本の誇るべき人達の中に
最近の政治家の名前が挙がらないのは残念ですね。

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