記事入力 : 2009/06/25 07:41:55
表面がめくれる5万ウォン紙幣に不安の声
偽造を防止するための銀色の帯が点線のように付着
- 23日に発行された韓国の最高額紙幣5万ウォン(約3700円)札。銀色の帯の終端が分かれることから、「紙幣に欠陥があるのでは」と一部で指摘された。/写真=イ・ミョンウォン記者
新たに発行された5万ウォン紙幣には、偽造防止のために薄い特殊フィルムでできた銀色の帯が前面の左側に点線のように付着している。この帯の終端を両手でつかみ、少しだけ力を入れたりすると、紙幣に小さな隙間ができる。
韓国銀行発券局の李來晃(イ・ネファン)局長は「同じように製造されているメキシコの1000ペソ(約7200円)は昨年から現金自動預払機(ATM)などでも使用されているが、紙幣の表面がめくれることが原因となった障害は発生していない」「2007年から新しく発行されている1000ウォン(約75円)紙幣にも銀色の帯が付着しているが、これまでのところ特に問題なく流通している」などと説明した。
李局長はさらに「すでに3回のテストを経て5万ウォン紙幣の耐久性を確認しているが、何の問題もない。銀の帯の終端部にわざと力を与えない限りは、紙幣が破れたりめくれた部分がさらに大きくなることはない」と述べた。
韓国銀行は紙幣の表面がめくれる現象について心配の声が出ていることから、韓国造幣公社に追加の試験を行うよう依頼し、ATMなどでも障害が発生しないかさらに確認することにした。5万ウォン紙幣のように立体型の銀の帯が付着された最新技法の紙幣は、現在スウェーデンやメキシコなどで使われている。米国でも近く最先端の偽造防止機能を持つ銀の帯を付着した100ドル(約9600円)紙幣を新たに発行する予定だ。
姜京希(カン・ギョンヒ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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