◆ 佐川クン、克美しげる、清水健太郎・・・そして辻井伸行くんのことなど2009.6.10

あなたさまには確実に「人殺し」の殺人者の「血の系譜」が交じってございます。




無論、私めとて同じことでございます。

およそ縄文、弥生の昔から数えて一万年余、一世代25年と計算しまして

約400代に渡る「ご先祖さま」の歴史がどちらさまにも受けつがれている

のでございます




その「血筋」をたどれば私達の「ご先祖さま」はまぎれもなく泥棒、強盗は

おろかいまわしき殺人者揃いであったことを確認できるのでございます。

良い悪いではございません。人類の歴史はサバイバルゲーム、殺戮の歴史

でございます。




誰れとて「弱肉強食」の闘いの日々で、相手を倒すことで生き残り、

命を継ないできたのが「歴史の実相」なのでございます。いや、

私はたちの「ご先祖さま」に人殺しなどいた筈がない、

はファンタジーでございます。




DNAに刻まれてある「戦いの瞬間の記憶」をもし「ビデオ再生」

できえたら、現代のテロリストなど可愛いく見えるほどの「ご先祖さま」の

野蛮な「残虐行為」を目撃することができるでありましょう。




私たちの脳細胞に実体験以外の「過去」を甦らせる能力が備わっていない

ことは「救い」でございます。神はこのことを人間の「原罪」である、

と説かれました。「原罪」を償い「汚れた魂」を救済するためには、苦しむ人、

貧しい人、病める人に救いの手を差しのべなさい、教えられてたのでございます。




「自からが傷つくことを恐れず助けなさい」と、

その教えは優しいものでなく、実に厳しいもので

ございます。




神は傍観者であることをお許しになられておりません。

「自からが傷ついても、なおひるむことなく恵みを与えなさい」

と激しく求められているのでございます。

(単身アフリカの奥地に往き、生涯を奉仕で終えるシスターたちでございます。)




そうすることでようやく私たちの「魂」が「救済」されるのだ、「愛」とはそうした

犠牲をともなった行為のことである、と導かれているのでございます。




これまでパリ人肉事件の佐川クンや愛人絞殺犯の克美しげる、覚醒剤犯の

清水健太郎といった少なからぬ「罪深き人たち」とご一緒にお仕事を

させていただく機会がございました。




佐川クンとは知り合いの雑誌の編集者の紹介で会いました。

編集者氏によれば彼は「AV男優」志願者である、とのことでした。

二つのAV作品に出演してもらいました。




一つ目の作品は「松坂季実子主演作」の「ゲスト出演」で「生肉」を喰べる

シーンがありました。彼は何んの抵抗もなくそのシーンを演じました。

彼に何故あのような忌しい犯罪を行なったのか訊いてみました。




彼は「神様」の声が聞こえたから、言いました。

あのオランダ人女性を殺して喰べなさい、さもなくばお前自身の身に

不幸な出来ごこが起きるぞ、と「神様」は彼の頭の中で四六時中

叫び続けたそうであります。




「神様」の言うことをきかなければ大変なことになる、どうしようと

恐怖心のあまり夜も昼も寝ることができなくなり、衰弱し

モウロウとした日々を過ごしたのです。




彼女が彼の室に遊びに来たあの日、彼の頭の中に棲んでいる「神様」が、

今だ、今夜が最後のチャンスだ、殺して喰べろ、そうすればお前は救われる、

といつになく大きな声で叫んだそうであります。




それこそ喰うか喰われるか、とせっぱつまった精神状態に追いこまれてた

彼は究極の選択をして、あの凶行におよんだのでありました。




あの時彼女を殺して喰べていなかったら、きっと僕の方が先に「神様」に

殺されていた、と真顔で言いいました。彼の頭に棲んでいた「神様」とは、

どんな顔した「悪魔」だったのでありましょうか。




彼のことで忘れない出来事があります。彼にAV男優としてカラミのシーン

に挑戦してもらったときのことです。相手役は彼のリクエスト通りに

胸の大きな可愛いい系、の女優さんを用意しました。




前戯は得意じゃないとの自己申告があり、イキナリとは思いましたが彼の

キャラクターであれば許されると考え、早速のインサートから撮影を開始しました。




彼は女優さんの股の間に入ってしばし己のモノを女優さんのソコ

にコすりつけていました。がなかなか腰をおとす気配がありません。

突然「アッ」と大きな声を出しました。




さては早まったか、と股間をのぞきましたら、なんということでしょう。

彼のペニスの雁の根元の部分の皮膚が「ピンポン玉」のように大きくふくらんで

いるではありませんか。




指先で押してみました。中に空気が入っているようです。「痛いですか」

と訊きましたら、「痛くありません」の返事が返ってきました。

休憩をとることにしました。




一時間ほど過ぎて再び見たら、さきほどの気泡の空気が抜けて縮み跡がタネを

抜いたウメボシのような形になっていました。不思議な現象が起きています。

撮影を止めることにしました。




彼のペニスは男優として役に立たない、と判断したからです。

本心は「別」なところにありました。このまま撮影を続けていったら

何か不吉なことに襲われるような気がして恐くなったのです。




被害者となられたオランダ女性の「呪」いが、いましも撮影場所の室の天井

から降ってくるように感じられて不気味でした。




「撤収!!」と声を掛けましたら、いやはやスタッフの動きの速かったこと、

アッという間に「撤収」を「完了」しました。スタッフも何か「不安」な

ものを感じ、逃げだしたい気持ちにかられていたのでした。

彼のAV出演のSEXシーンは「幻」となりました。




その後彼からは何度か電話やFAXで「また使って下さい、生活が苦しくて

困っています」といった連絡が入りましたが、二度と使うことはしませんでした。




彼が「生肉」を喰べたシーンが話題を呼ぶどころか「不謹慎だ」

「悪ふざけにも程がある」と酷評され、下げなくてもいい評判を

大きく下げることとなったからです。




そうしたことから彼が生肉を喰べる出演をしたAVのセールスの方も、

松坂季実子の出演作品としてはこれまでの「最悪」の結果となりました。




しばらくして何かの雑誌に「村西は自分をAV男優に使って大儲け

したクセに、俺を使い捨てにしたヒドイ男だ。」と私を批判した彼の

コメント記事を眼にしました。




「喰えない奴」でございます。




克美しげるとは埼玉県の地方都市にあるライブハウスに彼が出演して歌って

いるのを偶然見かけたのがきっかけとなりました。

彼の往年のヒット曲「さすらい」が大好きでした。




彼が生歌で歌う「さすらい」を5mの至近距離で聴きながら上京してバーテン

をしていた頃をなつかしく思い出しました。

彼の歌うさすらいは「道に迷っているばかり」の時代の応援歌でした。

ステージを降りた克美しげると、近くの鮨屋に行ってお話しをしました。

話しているうちに改めて「人間克美しげる」の人生に興味を持ちました。




彼の「人生」を「作品」を作ってみたい、と思いました。テーマは彼の半生を

モチーフにこの世に「許されざる者がいるか、」にしました。




前科七犯の自分が撮れば「同病相あわれむ」との批判を受ける気が

しましたが「殺人」の過去を持つ彼の人生を描けるのは自分しかいない、

との自負がありました。




余談になりますが、当時はDVDといっても何んのことか分からない

まだまだビデオが主流の時代でした。日本で初めてアダルトDVD

を製造販売したのは私です。DVDメディアの特性を生かす為に、

初めから片面2層4時間16分の長尺ものを撮り下しシリーズの作品で

勝負に出ました。




4時間を越える長尺ものとなりますと、一作品の制作費は少なくとも

5千万円はかかります。中には一億以上かけた「大作」もあります。

新しいメディアである撮り下しDVD大作シリーズは合計8作品製作

されました。制作費として計5億円の金を費したと思います。




(これらの作品は当サイトのワンコインコーナーでご覧いただけます。

是非ご覧になって見て下さい。)




私の友人の不動産屋などは私を「バクチ打ち」と言います。

私はギャンブルをやりませんが彼は「5億の金をかければ立派な

ビルが建つ、それをあんたは売れるかどうか分からない、薄い一枚の

DVDの為につかってしまう。世の中に色々なギャンブラーがいるけど、

映像屋ほどのギャンブラーはいない」と言うのでした。




仕方がありません。ビルや土地に興味がないのですから。マグロは海中を

時速80kmで泳ぎ続けなければ生きれない宿命を必死に生きるだけなの

でございます。




さて問題は私の意気込みとは別に彼自身が作品に出演してくれるかどうか

にありました。なにせ作品の基本は「アダルト」であります。




彼自身が出演してSEXシーンを演じることがなくとも、そうした作品に

出演することにためらいを感じられるのは当然なことであります。しかし

彼は躊躇することなく、私でよければ出演をさせていただきます、

と快諾してくれたのでありました。




人柄はおだやかで、謙虚で、とても好人物でした。が、笑顔を見せていても決して

笑うことのない目を見て、「こわいもののない人生を生きている、」

人生を一度死んだ人間の凄みを感じたのでありました。




作品の題名は彼のヒット曲の「さすらい」となりました。

撮影は新宿から沖縄ロケを含めて約二週間で行ないました。




沖縄ではディスコやクルーザーを借り切り、本物の軍役軍人の米兵のゲスト出演

などもあり「豪華」なものとなりました。制作費は7千万円を越えました。




主演は清水健太郎でございます。忘れられないシーンがあります。

劇中で「人殺し」の前科を持つ元スター歌手克美しげるが、流しのギターひきで

流浪の日々を送るなかで、美しい小料理屋の女将と出会います。




女将は克美の歌に惚れ、もう一度歌の世界で生きるようにと励まします。

が表舞台に出て歌うことは二度とない、こうして行き倒れる人生が

俺にふさわしい、と固辞する克美のホホを女将が平手で張ります。




女将は泣きながら「この世の中にはあんたしか歌えない歌がるはずだよ、

弱い者の、負け続ける人生を生きる人たちのための応援歌が」と訴えます。

その言葉を聞きながら克美しげるが悔恨の涙を流す、というシーンで

ございます。




NGが8回出ました。女将役の女優さんの感情が入りすぎて、

長セリフの後半が涙声で聞きとれなくなってしまうのでした。

テイク4、5と続きますとさしもの女優さんの、演技で流す涙

も枯れてまいります。




目薬を差しながらの進行となりました。

一方相手役の克美しげるの涙でございます。

彼の流す涙は何度NGが続こうと枯れることはありませんでした。




それも「滂沱」と流すのでございます。それこそ滝のような、

ハンパじゃない量の涙をボロボロと流すのでありました。




カメラの前で克美しげるは演技ではないまさしく本人自身の人生の「肉と骨」

を剥いで見せていました。被害者となった女性、その両親、彼のために自裁した

父と母、その他の犠牲となった人達、過酷だった煉獄の日々、彼の涙には

いくつもの「悲しい色」が織り込まれていました。




彼の泣く姿は「愛が泣いている」ように見えました。(このときの印象から

作品の副題に「愛が泣いている」とつけました。)




彼が事件を起こした当時、マスコミの一部で、被害者となったソープ嬢は

気性の激しい女性で「結婚をしてくれなければ全部マスコミにバラしてやる」

と強迫をうけ、そのことで彼自身が自暴自棄となって「殺されなければ、

反対に殺される」と思い込むほどに憔悴し絶望していた、との報道がありました。




胸襟を開いた付きあいをするようになった頃、思い切って

そのことを質問してみました。




「殺さなかったら、殺されていた」

「はい」とは、彼は答えませんでした。ただ口を堅く結んで黙って

目を閉じて、いるだけでした。




日本で2番目のDVD作品となったこの「さすらい」の作品は、克美しげるの

時代をともに生きた私と同世代の「団塊の世代」の人達にはご好評を博しました。

がアノ克美しげる、とプロモーションをかけても現代の人々たちには彼の存在と

事件は完全に風化されてしまっていて、反響は皆無に近いものでした。




7千万円の金が露と消えました。後悔はありません。まさしく一人の人間の

慟哭する「愛が泣いている」さまを見とどけられただけで十分でした。




人間が命がけで泣く姿を見たのは、あとにも先にも私の人生であの時だけでした。

あれから彼と会う機会がないままに、時間が過ぎています。




テレビで彼が年の離れた奥様とカラオケ教室を開いている様子を見たことがあります。

脳梗塞の後遺症のせいで半身不自由なようでしたが、懸命に生きている姿を見て

胸が熱くなりました。




混沌とした時代、こうした時代だからこそ彼の歌の「存在の意義」はあるのだ、

と思います。神は「復しゅうするのはあなたではない、復しゅうするは我にあり」

といわれました。なお「石もて彼を打つ」資格の有る人間なぞいるでしょうか。

十字架を背負った男の「さすらい」のあの歌を、彼の生歌でもう一度是非聴いてみたい、

心からの願いです。

(「さすらい」はあの事件があってレコード会社は絶版にしました。)




清水健太郎とは彼の芸能界の先輩である兄貴分の岡崎二郎さんの紹介でした。

プレイメイトジャパンの女優さんが主演した「北の国から、愛の旅路」

の作品に出演してもらったのが最初でした。




当時清水健太郎は覚醒剤の懲役帰へりの身で、神奈川県にある知り合いの

「天ぷら屋」の厨房で皿洗いの日々を送っていました。

もう芸能界への復帰は「誰れもが駄目だろう」と思っていました。




劇中主人公の女性が喫茶店で実のオジさんに会うシーンがありました。

時間で一分ほどのほんの短いシーンです。キャスティングを進めていくなかで

この「オジさん」の役がなかなか決まりませんでした。




一シーンですがそれから先の物語にカラんでくる「重い役」、でございます。

誰れにしようか、と悩んでいるうちにクランクインの日が来てしまいました。




その喫茶店のシーンがあるその日まで、役が決まることなく、朝から撮影が

進行していきました。岡崎二郎さんが突然「監督お願いがあるんですが」

と云い出しました。




「もしオジさん役がまだ決まっていないようでしたら、私の友人の

清水健太郎にその役をやらせてくれませんか、」との申し出でした。

「清水健太郎!?」と一瞬迷いましたが、岡崎二郎さんはいつになく熱く、

「お願いします」と何度も頭を下げるのでした。




岡崎二郎さんはとても信頼している役者さんでした。彼が「推薦」するなら

いいだろう、と彼の提案を承諾することにしました。その場から

早速岡崎さんがケイタイで連絡をとると本人が出て、

急いで現場までくるとの返事でした。




「ギャラは!?」とききましたら岡崎二郎さんは「ノーギャラで結構です。

チャンスをいただけるだけでありがたいのですから」というのでした。

まさか「ノーギャラ」というワケにもいかず「百万円でどうでしょう」

と「提示」しました。




岡崎二郎さんは「そんなにいただけるんですか」と絶句しました。

私は「ご祝儀」の意味を込めて「百万円」の金額を提示したのでした。




「ご祝儀」とはせちがらい世の中で、友達の俳優のために「ノーギャラ」

でもいいからチャンスを下さい、と頭を下げた岡崎二郎さんの「友を想う心」

への「ご祝儀」でした。




もし私が「ノーギャラでよければ」との申しでをまともに受けて本当に

ノーギャラで「出演」させたら、きっと彼は自分の出演料から相当分のギャラを

清水健太郎に払ったはずです。覚悟は見えていました。




岡崎二郎さんは清水健太郎が逮捕される以前「クスリ」の問題で自身も

当事者となった苦い経験をしています。そうした経験から清水健太郎の

「皿洗い」の日々を人ごとと思えず「友情」の手を差しのべたのでした。





その日の喫茶店のシーンでは、さすが清水健太郎NGを出すことなく予定時間内

に出番を終了しました。




トップ払いの約束の「百万円」のギャラを渡すと「監督、今日撮影が終わる

最後まで現場にご一緒させてもらってよろしいですか」と清水健太郎が

申し出てきました。




翌朝の横浜埠頭での撮了まで徹夜で彼は現場にクギ付けになって見ていました。

「現場はいいな、現場はいいな」と何度も彼がつぶやいているのを聞きました。

彼は根っからの本当に演じることが好きな役者バカなんだ、と強い印象を持ちました。




彼の映画に対する心意気が気に入りその後、彼を主演にした作品を一本撮りました。

(前出の克美しげるが出演した「さすらい」です)ギャラは四百万円払いました。

以後、私の作品出演がきっかけとなって封印が解かれ、芸能界に再デビュー

を果たしました。おもにVシネマの世界で活躍し毎月一本のペースで彼の主演作が

リリースされることとなったのであります。




彼は「Vシネマの帝王」と呼ばれるようになり、そのギャラも一本「七百萬円」

との噂が聞こえてきました。結婚もして億ションもキャッシュで買って順風満帆と

思われたさなか彼はまた「覚醒剤犯」として4度目の逮捕をされることとなり

2年4ヶ月の懲役に行きました。




完全なビョーキであります。役者バカで生きぬいたら、一つの時代を築けた

のにと残念であり、気の毒に思います。




岡崎二郎さんと、電話で話すことがあります。話題はいつか清水健太郎の話

となります。「あのバカが、本当に何度いっても分からない大バカ野郎が」

と岡崎二郎さんは怒っているのでした。




でもその吐く厳しい言葉の端々に、もう一度なんとかしてやりたいとの「弟分」

の健太郎への深い愛情が感じられるのでした。




清水健太郎が逮捕されたとき、兄貴分として安岡力也の「今回はもう許さん、

四度目だろ」とのコメントが新聞に載りました。

梅宮辰夫も「一生刑務所に入ってろ」のコメントをだしていました。




「なにを言ってやがる」でございます。健太郎の兄貴分ズラでモノを言うなら

今までどんなことを健太郎の為にしてやったとことがあるか、言ってみろ、

でございます。




相撲とりと同じく、所詮「ごっあん」の世界に生きる河原乞食のぶんざいで、

身の程知らずな能書きを言うな、でございます。




清水健太郎の名前を目にすると、いつも岡崎二郎さんのことを思い出します。

清水健太郎のノーギャラでの出演を頼んで頭を下げたとき、

岡崎二郎さんが涙を流していたのを私は知っていましたよ、二郎さん。




私たちが「ご先祖さま」の「DNAの伝承」に思いをはせるとき、

忘れてならないことにその「性」の遍歴がございます。



私たちの「DNA」に刻まれてある「ご先祖さま」の性の「記憶」は、強姦魔でり、

淫売あり、紳士あり、淑女でり、カストロ、SM、ホモ、レズ、フェチ、の星の数ほど

の多様な性癖の伝承を受けているのでございます。




そしてそれはSEXマッチョの性の「巧者」の「血の伝承」でもございます。




英雄色を好む、スキ者の末裔でなければ今日まで生存競争を勝者として

生き抜いてくることはかなわなかったのでございます。

なにせ400代の「世襲」がございました。




声を大にして申し上げたいと存じます。

あなたさまには「希代のエロ事師」の「細胞の力」が温存されています、と。

科学的に自からを洞察した「遺伝学」の真実を放棄して、どうせ俺なんかダメだ、

とのワナにおちていってはなりません。




辻井伸行君の潜在力がああであれば、いったん火のついたあなたさまの

「好色の遺伝子」の潜在力はいかなるSEXカンタービレを奏でることとなる

のでありましょうか。そらおそろしい気がます。




卑弥呼、藤原氏、頼朝、信長、家康、伊藤博文の時代では、いかな女王、将軍、

大臣でも舌ずつみをうつことがかなわなかった、人類最高峰ともいえる現代

「ニッポンのエロづくし」を「堪能」することはなによりの「ご先祖さま」

供養となるのでございます。