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PRキャラ「夕張夫妻」がカンヌ国際広告祭最高賞 (06/23 19:31、06/24 08:07 更新)

カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したキャラクター「夕張夫妻」

カンヌ国際広告祭でグランプリを受賞したキャラクター「夕張夫妻」

 【夕張】財政破綻(はたん)した夕張市を夫婦円満のマチとしてPRするキャラクター「夕張夫妻」が23日、世界三大広告賞の一つ、フランスのカンヌ国際広告祭のプロモーション部門で、最高賞のグランプリを獲得した。世界各国の応募作1118点の中から選ばれた快挙で、関係者は喜びに沸いている。

 「夕張夫妻」は、同市が抱える「負債」と、離婚率が全国でも最低水準とされる同市にちなんだキャラクター。2007年に広告会社ビーコンコミュニケーションズ(東京)のクリエーティブディレクター三寺(みつでら)雅人さん(33)が制作した。

 夕張メロンを模した髪形が特徴のデザインで、キャッチフレーズは「金はないけど愛はある」。同市や夕張リゾートなどが協力し、夫婦円満の証明書を発行する架空の「夫婦円満課」を市役所やホテルに設置、土産品の包装紙にも使っている。

 同広告祭は、ともに米国の「ワンショー」「クリオ賞」と並ぶ世界的な広告賞で、各国の有名企業などのテレビCMや印刷広告を審査。プロモーション部門は、優れた新しい広告手法が評価対象だ。夕張夫妻はPR部門でも準グランプリの金賞を受賞した。

 三寺さんは「夕張夫妻を世界にアピールしたいと応募したが、最高賞にとても驚いた。地域を巻き込んだ広告手法が評価されたようだ。日本語の壁を越えてPRする方法が認められて、うれしい」と話している。

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