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東大寺がカンカン!「大仏もっこり」に待った

東大寺が発売元に抗議文書を送付した「大仏もっこり」
東大寺が発売元に抗議文書を送付した「大仏もっこり」
Photo By 共同

 下半身が膨張した人気キャラクター「まりもっこり」の関連商品「大仏もっこり」について、東大寺(奈良市)は24日までに「信仰対象の尊厳を踏みにじっている。販売を中止してほしい」と、発売元に抗議文書を送付した。

 「大仏もっこり」は東大寺の近くや鎌倉でも販売。東大寺の庶務担当者は「タグに東大寺大仏殿の絵が出ており、(無関係と)言い逃れはできないはず。徹底的に争う」としている。

 発売元のキョーワ(札幌市)は「ジョークのつもりだったが、もっこりの場所が場所なので致し方ない。手だてを考えないと」と困惑顔だ。

 元祖まりもっこりは、キョーワが2005年2月に発売。北海道・阿寒湖に生息する国の特別天然記念物マリモがモチーフの人形で、下半身の盛り上がりが特徴。フィギュアスケートの安藤美姫選手が携帯ストラップを愛用していたことで人気に火が付いた。

 08年からは全国に広まり、鹿児島の西郷隆盛や京都の新撰組、秋田のなまはげなど、昨年までに各地で800種類以上の関連商品が登場。累計2千万個以上が売れた。

 一方、長崎限定発売の「ザビエルもっこり」に、ザビエルの兄の子孫ルイス・フォンテス神父は「軽蔑されているわけではないので別に悪いとは思っていない。地元の人がどう感じるかではないか」と冷静な対応だ。

 東大寺は以前、菓子「大仏さまの鼻くそ」の商標登録について「不快感がある」と特許庁に異議を申し立て、登録が取り消されたことがある。

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