北京五輪柔道男子100キロ超級金メダルの石井慧(22)が「戦極第九陣」(さいたま)でのプロデビューを回避することが24日、濃厚となった。戦極を主催するWVRの国保尊弘取締役(39)が「可能性は薄い。難しいですね」と話した。
デビューを先延ばしにする理由として、石井が現在、首にヘルニアを抱えていることに加えて、五輪金メダリストの肩書にふさわしい相手が見つからないことを挙げた。当日はリング上でのマイクパフォーマンスを中心に、ファンへのお披露目が検討されている。
石井は武者修行のため今月末にオランダへ出発し、PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(32)=ロシア=との合同練習に入る。デビュー戦は早くても11月7日の「戦極第十一陣」(両国国技館)になりそうだ。