韓国準備整えば空軍指揮権も移譲、レミントン司令官
ソウル・空軍会館で開かれた航空宇宙力国際学術会議に出席し、基調演説のなかで述べたもの。作戦統制権が韓国に移譲されれば、韓国の合同参謀議長がすべての作戦権をにぎることになるが、空軍に関しては、韓国空軍の力不足のため米軍が司令官を担う。もちろん、米司令官は韓国合同参謀議長の作戦統制に徹底して従わなければならず、米空軍も韓国の指揮権の下にある。
レミントン司令官は、米国側が連合空軍司令部の主導権を保有し続ける最大の理由は、航空、宇宙、サイバー空間戦力に対する指揮統制に要求される能力を保有するのは米国側だけだと、韓国が認めているためだと説明した。韓国空軍が空軍構成軍を率いるためには、戦力の近代化を優先的に追求する必要があると指摘。このため、韓国の指揮統制(C41)能力向上、老朽航空機の精密誘導武装運用可能な新型航空機への代替、空対地射撃場・デジタル近接航空支援(CAS)など訓練能力の具備などを挙げた。戦力の近代化は多額の費用を必要とするが、それ以上の価値を創出するものだとし、現実化に対する韓国政府の支援が必要不可欠だと強調した。
基調演説するレミントン司令官(空軍本部提供)=24日、ソウル(聯合ニュース) |