与謝野氏、業者が代表の団体から献金
6月24日19時30分配信 TBS
与謝野大臣の政治資金収支報告書などによりますと、政治献金を行っていたのは、東京都の政治団体「政経政策研究会」です。
与謝野大臣は、1992年から2005年までに、およそ5400万円、そのうち通産大臣を務めていた1998年から99年には、600万円以上の献金を受けとっていましたが、団体の代表は、当時、通産省が監督する立場にあった商品先物取引の業者でした。
しかし、この団体の献金は、実態として政治資金規正法が禁じる企業献金だったとの疑いもあり、24日午後の国会では、早速、野党から追及の火の手があがりました。
「まさしくこれは政治団体を通じての企業献金を行ったということであり、これが事実であれば政治資金規正法に違反するわけだが、この報道は事実ですか」(民主党・横光克彦 衆院議員)
「どのように資金をお集めになっていたかまったく知りませんでしたし、その当時は知る必要性も感じておりませんでした」(与謝野馨 財務相)
また、同じ政治団体からは、渡辺喜美元行革担当大臣も、3300万円を超える献金を受けていたことが明らかになりました。
「不正な集め方をしていたということが明らかになればお返しします。(Q違法献金のためのダミー団体では?)そういう認識は、まったくありません」(渡辺喜美 元行革相)
衆議院選挙を控え政局が緊迫するなか、またもや政治とカネのあり方が注目されています。(24日17:42)
最終更新:6月24日21時23分