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東国原ショック、解散日程…今後の展開は?

6月24日21時36分配信 日本テレビ

 総選挙出馬の条件として自民党総裁のポストを要求した宮崎・東国原県知事の発言は政府・与党に衝撃を与えた。しかし、東国原知事は24日に生出演した「NEWS リアルタイム」で「総裁候補として総裁選に出たいと。その環境を整えていただきたいと」と述べるなど、発言内容を少しずつ軌道修正し始めている。

 総裁ポストを約束するのではなく、勝ち負けは関係なく、総裁選に出られればいいということであれば、総選挙に当選した後、20人の推薦人を確保できればいいということになる。もう一つの地方分権の要求と合わせて妥協点が生まれる可能性もある。

 しかし、党内には東国原知事に感情的な反発が出ている上、直接、古賀選対委員長に“抗議”の申し入れを行った丸山和也参議院議員が「(今回の件は)自民党はダメなんだと、だから力を貸してくれませんか、みたいなことであって、自民党そのものを否定することになる」と述べるなど、出馬を要請した古賀選対委員長への批判も渦巻いている。調整の行方は不透明な情勢だ。

 一方、衆議院解散の日程について、与党内では、臓器移植法改正案や船舶検査法案の審議日程から、来月上旬の解散は難しいとの見方が強まっている。

 首相周辺には、自民党内の動揺が広がる中、それでも東京都議会議員選挙の前に打って出るしかないという意見は残っているが、「ここまで決断できなかったんだから、今回もできないだろう」との冷ややかな声が大勢を占めてきている。

最終更新:6月24日21時36分

NNN24