岡山県がまとめた観光客動態調査によると、08年の県内総観光客数は2480万6千人で、前年比0.9%減だった。昨年末に閉園した倉敷チボリ公園は駆け込みで大幅に伸びたが、07年の大型企画「岡山デスティネーションキャンペーン」の反動で、2年ぶりに2500万人を割り込んだ。 最も多かったのは、倉敷美観地区の324万2千人(前年比1・1%増)で、36年連続でトップを維持。 以下、玉野・渋川229万4千人(同1・8%増)、蒜山高原225万1千人(同1・6%減)、岡山市・吉備路174万2千人(同1・0%減)と続いた。 倉敷チボリ公園は、3年連続で減少していたが、昨年8月の解散決定後、グランドフィナーレなどに訪れる入園者が急増し、92万5千人(同20・9%増)を記録。 同10月に政令市移行が決定した岡山市中心部は、イベント客の増加で、121万1千人(同15・8%増)の二ケタ増。 一方、鷲羽山とその周辺は、デスティネーションキャンペーンの反動で、163万8千人(同10・4%減)に低迷。湯原・湯原温泉も、宿泊客の減少で57万5千人(同12・5%減)と落ち込んだ。