東国原知事「総裁」要求 自民党内から反発
6月24日13時22分配信 日本テレビ
宮崎・東国原県知事が23日、総選挙への出馬の条件として自民党総裁のポストを要求したことについて、自民党内からは批判が続出している。自民党幹部からは24日朝、「ジョークではないか」などと冷ややかな声が上がった。細田幹事長は「東国原さんも、そんなことは考えていないという代わりに、ちょっとジョークのような感じで答えられた」と述べ、大島国対委員長は「国会議員にまずおなりになって、そういう道を歩むために努力することが、私は先であると思う」と話した。
一方で、自民党内では「みっともないところをさらした」「プライドはないのか」などと、出馬要請した執行部を批判する声も出始めている。麻生首相の求心力はさらに低下することも予想される。
衆議院解散の日程については、自民党首脳が23日夜、「臓器移植法改正案などの審議日程を考えると、来月2日の解散は難しい」との考えを示すなど、東京都議会議員選挙前の解散は困難との見方が強まっている。
自民党は今後、大阪・橋下府知事らにも協力を要請する考えだが、総選挙に向けた党内の動揺はさらに拡大しそうだ。
最終更新:6月24日13時22分