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自民・古賀選対委員長、東国原宮崎県知事に次期衆院選出馬を要請

6月23日18時37分配信 フジテレビ

自民党の古賀選対委員長が、東国原宮崎県知事に次期衆院選の出馬を要請した。
23日午後3時20分、古賀選対委員長が宮崎県庁に到着した。
古賀委員長は、警察関係者や県職員に守られて県庁に入り、記者からの「知事に出馬要請をされるんですか?」との質問には無言だった。
そして知事室で、東国原知事と会談した。
古賀選対委員長が「知事さんとお会いできて、記念すべき日...」と語りかけると、東国原知事は「そういうことを言われると、プレッシャーになりますね」と語った。
自民党の選挙を取り仕切る古賀選対委員長が宮崎に出向いたわけは、東国原知事に次期衆院選への出馬を要請するためだった。
次期衆院選挙での応援要請が目的とみられていたが、ある自民党幹部はFNNの取材に、より踏み込んだ狙いを明かした。
自民党幹部は「東国原知事に衆院選挙への出馬を要請することになるだろう」と、比例区などでの自民党からの出馬を正式に要請するという見方を示した。
実現すれば、背水の陣で臨む自民党の強力な切り札になる。
22日の議会では、国政転出を勧めた自民党の県議の質問に、次期衆院選挙を天下分け目の「関ヶ原の戦い」に例え、意欲を表明した。
東国原知事は「僕は関ヶ原で言ったら、石田三成! どうですか? 駄目ですか?」と述べた。
FNNが週末に行った全国の調査では、東国原知事を「評価する」とした人は90.3%だった。
しかし、国会議員への転身については、賛否が拮抗(きっこう)している。
東国原知事の国政転身について、宮崎県民からは「なんだかなあ〜。県知事に立候補したんだから、期間中(任期)は担ってほしい」、「宮崎で頑張っていて、今度は国政ということで自分はいいと思います」などといった声が聞かれた。
また、盟友である大阪府の橋下知事は23日、「あり得る話でしょ。皆さんも想像されてた。個人的には応援したいが、国ということになると、やっぱり政党が重要になってきますから、それはまた別判断で。しっかり地方分権を進めてくれるのはどちらかということで、そこはもう一度再度判断したい」と述べた。
また、自身の出馬について聞かれた橋下知事は「(自身に出馬要請は?)僕が国会議員に向かないのは、みんなわかってるでしょうし、大阪府民もそれを期待していないでしょうしね」と語った。
東国原知事の出馬を「あり得る話」としたうえで、自らの出馬要請はなく、「出馬の意向はない」と語った。
東国原知事と古賀選対委員長の重要会談は23日午後終了し、会談後、古賀選対委員長は、はっきりと出馬要請したことは明かした。
古賀選対委員長は午後4時すぎ、「ずばり、自民党から出馬を要請した。(知事の反応は?)若干、びっくりしたかもしれない。今の自民党にない新しいエネルギーが率直に言って、欲しいと。結果については、きっちりと記者会見で話と言うことだったので」と述べた。
東国原知事は「私が次期総裁候補として、次の選挙を自民党は、戦う覚悟があるのかというのをお伺いしました。承りましたじゃなくて、『一応、お聞きしました』というような反応です」と述べた。

最終更新:6月23日23時26分

Fuji News Network.