与謝野財務相、迂回(うかい)献金報道に「政治資金規正法上、問題はない」
与謝野財務相が献金を受けていた政治団体が、企業献金をするためのダミー団体だったと一部で報じられている問題について、与謝野財務相は24日朝、「政治資金規正法上、問題はない」とする認識を示した。
これは、与謝野財務相側に、1992年から2005年にあわせておよそ5,500万円の献金を行っていた政治団体が、東京都内にある商品先物取引会社などが企業献金を行うダミー団体であり、第3者名義の献金を禁止した政治資金規正法に違反する疑いがあると報じられているもの。
与謝野財務相は、献金を受けていた政治団体の代表について、「30年以上前から応援してもらっている間柄であり、法律から逃れようという意図はないのではと思っている」としたうえで、「政治資金規正法上、形式的にも事実的にも問題はないと、私はそう思っています」と述べ、適法に受けている献金であり、返却はしないとする考えを示した。
一方、与謝野財務相と同様に献金を受けたと報じられている渡辺喜美元行革担当相は24日午前、記者団に「(ダミー団体という認識は?)そういう認識はまったくありません。そういう説明も受けていません。もし、不正がわかったら、浄財だと思ってましたんで、浄財でないとわかったら、即お返しします」と述べた。
(06/24 12:00)