日本僑報電子週刊 第739号★★★★★号外 長野・聖火リレー応援特集★★★★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本僑報電子週刊 第739号 2008年4月25日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★★★★★号外 長野・聖火リレー応援特集★★★★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編者より
長野・聖火リレーを応援し、論評を書きました。下記をご覧下さい。
私も明日、長野に向かう予定です。
----------------------------------------------------------------------
【長野・聖火リレーで 相互理解と平和を望むオリンピック精神の高揚を】
長野で行われる聖火リレーの聖火が、羽田空港に到着した。ケースに入った
種火はバスで長野に運ばれ、昼近くに到着した。明日のリレーに備え、長野で
は式場の設営や準備が進められている。80人のランナーは18.7キロの区間、聖
火をつなぐために備えていることだろう。
今回の聖火リレーは、異例続きであった。ルートの変更や短縮、市民から隔
離したリレー…。日本でも聖火リレーに対して喧々囂々の議論や批判が起き、
走者の区間は詳細が発表されず、出発地を辞退した善光寺には、本堂に落書き
が見つかった。
論点は大きく二つあると思われる。一つは政治問題とオリンピックを関連づ
けていること、もう一つは聖火リレー自体のあり方である。
前者は、星野監督の言葉に集約されるのではないだろうか。聖火リレーの第
一走者である監督は、24日のテレビ番組に出演し、「人権問題と聖火リレーは
無関係」と発言した。
聖火リレーのあり方に関して、「やめるべき」との意見も相次いだ。市民と
距離をおき、隔離された聖火リレーならやる意味はないというものである。聖
火リレーが「ヒトラーのオリンピック」といわれるベルリン五輪でプロパガン
ダに用いられたという原点から、そもそも聖火リレーは行うべきではないとい
う意見も現れた。そして、原点が「ヒトラー」であり、聖火リレーが各国で問
題を起こしているにもかかわらず強行するのは、中国の「国威発揚」ではない
かと意見が言及されるようになった。
これらの論点には、共通点がある。どちらも、聖火リレーの理念を思い出す
べきではないだろうか。これまで何故聖火リレーは脈々と続けられてきたのだ
ろうか。平和の火をつなぎ、世界が一体感を持ち、相互理解と友好を築くため
ではなかっただろうか。
オリンピックの問題点として、国と国とのスポーツ競技であり、各国のナシ
ョナリズムと無縁ではない点がある。もちろん中国も今後の発展に臨んで、オ
リンピックを通して世界に中国を発信したいという願いはある。しかし、中国
が聖火リレーにこめたのは、「国威発揚」を強行することではなく、友好と相
互理解を深め、スポーツ選手が流した汗に対して賛辞をおくり、世界がオリン
ピックを通して一体化することではないだろうか。
日中ともに、平和や夢をつなぐ聖火リレーを応援したい。98年の長野オリン
ピックから10年ぶりに日本に帰ってきた北京オリンピックの聖火。ちょうど今
年は長野県と中国河北省の友好関係締結25周年にあたる。聖火リレーが日中共
同のイベントととして、オリンピック精神を高揚できればどんなによいだろう
か。
私も含め、多くの在日中国人が日本に聖火が到着したことを喜び、聖火リレー
が両国の友情を更に深めることを願っている。決して衝突や暴力を持ってでは
なく、現地の規律に従い、理性的な発言を持って、日本の皆さんとともに聖火
リレーに声援を送りたいと考えている。
長野県華僑総会では中国国旗を用意し、聖火リレーを迎える準備に追われて
いる。在日中国人学者・芸術家、中国語メディア責者は共同で、「ともにオリン
ピック聖火リレーを迎えましょう!」(詳細は下記、もしくはhttp://duan.jp/link/20080420.htm)
と呼びかけ文を発表した。当日は、少なくとも中国人留学生らで組織している
全日本中国留学生学友会が核となり、在日中国人の同胞ら約2000人が夜を徹し
て長野に向かう予定である。
良かれ悪しかれ、聖火リレーは注目されている。「雨降って地固まる」とい
うことわざのように、今回のことを契機として、改めて相互理解と平和を希求
するオリンピック精神が高揚されれば、と思う。まさしく北京オリンピックの
スローガン「一つの世界、一つの夢」のように。
段躍中@2008.4.25午後3時45分
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇特集目次
◆聖火リレー関連情報
◎長野県庁
◎聖火リレーのルート
◎連絡先
◎長野と中国の関連
◆「ともにオリンピック聖火リレーを迎えましょう!」
在日中国人学者・芸術家、中国語メディア責任者・呼びかけ文
◆共同呼びかけ人氏名一覧
◆関係報道
◎崔大使、長野市での北京五輪聖火リレーについて語る
「人民網日本語版」
◎在日中国人留学生、北京五輪支援の1万人署名活動
「新華社(中華人民共和国駐日本国大使)」
◎在日華人、聖火リレーに関する提議書を
「中国国際放送局」
◎聖火リレー、在日中国人ら2000人が長野へ
祖国のため、そして日中友好のために
「empro(OhmyNews)」
◎在日中国人2000人が長野へ集結 聖火リレーで
「MSN産経ニュース」
◎長野県華僑総会:聖火リレーを成功させたいと願う在日華僑華人
「中国新聞社」4月24日
◎火炬境外伝逓進入入尾声階段 華人力争站好最后崗
(聖火リレーを目前に 華人が最後に聖火の護衛を)
「中新奥運網」4月24日
◎北京奥運聖火安抵日本東京
(北京オリンピック聖火、日本に無事到着)
「人民網日本版」
◎北京奥運聖火抵達日本 北島、福原愛明伝逓火炬
(北京オリンピック聖火が日本に到着 北島選手・福原愛選手がランナー)
「中国新聞社」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆聖火リレー関連情報
◎聖火リレー情報(長野市役所)
http://www.city.nagano.nagano.jp/pcp_portal/PortalServlet?DI
SPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=12518
◎聖火リレーのルート(長野市役所)
地図と交通規制に関する情報http://www.city.nagano.nagano.jp/
pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=
U000004&CONTENTS_ID=13548
リレールートhttp://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/taiiku-miti.pdf
◎連絡先
長野市役所体育課
〒380-8512 長野市大字鶴賀緑町1613番地
電話:026-224-5083
FAX:026-224-7351
taiiku@city.nagano.nagano.jp
◎長野と中国の関連
http://www.city.nagano.nagano.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID
=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=2072
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「ともにオリンピック聖火リレーを迎えましょう!」
在日中国人学者・芸術家、中国語メディア責任者・呼びかけ文
http://duan.jp/link/20080420.htm
--------------------------------------------
在日中国人学者・芸術家、中国語メディア責任者
57人の共同呼びかけ
「日本と中国 手を携えて
ともにオリンピック聖火リレーを迎えましょう!」
--------------------------------------------
4月26日は歴史的な日となるでしょう。この日、全世界の人々の平和・
友好の夢をつなぐオリンピックの聖火が、長野県に到着し、聖火リレー
が行われます。1998年に冬季オリンピックが開催された長野の地に、
2008年、オリンピックの聖火が再び到来するのです。
聖火リレーは平和を愛するすべての人々の栄誉と誇りです。日中で広
く知られている卓球の福原愛選手、世界的に有名な野球監督の星野仙一
氏ら、日本のスポーツ界はじめ各界の代表数十人が聖火リレーに参加さ
れる予定です。長野県や日本の各界では、この一大行事の準備に励まれ
ています。日本で生活する60万人以上の在日中国人の一員として、私た
ちも日本の皆さんと同じ気持ちで、聖火リレーを楽しみにしています。
ともに手を携えて、聖火を迎えましょう!
長い間、日本は政府から民間に至るまで、北京オリンピックひいては
中国スポーツ事業に対して多大な支援を行ってこられました。特に、
長野は中国冬季スポーツの発展のために援助を惜しまれず、現在も聖火
の受け入れに多大な心血を注いでいらっしゃいます。星野仙一監督は、
いかなる状況においても聖火を高く掲げ、リレーをやり遂げるとテレビ
で表明されています。このように、日本国民が示されるオリンピック精
神と、中国人民への支持に対して、私たちは心から敬意を表します。
オリンピックの聖火が長野に到来するというこの千載一遇の機会に、
日中両国民の友情のため、長野に赴き、聖火の記憶を心に焼きつけ、
リレーに参加する各界のみなさんに声援を送り、ともに汗を流し
ともに歓喜することをアピールしたいと思います。
皆さん一緒に、長野聖火リレーの沿道に立って応援しましょう!
私たちは次のことを呼びかけます。
1.1998年長野オリンピック、2008年北京オリンピック、
日中間でオリンピック精神を伝承しましょう!
2.福原愛選手、星野仙一監督及び参加者に声援を送りましょう!
3.すべての聖火リレー参加者、関係者、ボランティアの方々に敬意
を表しましょう!
聖火リレーは、全世界でオリンピック開催の喜びをわかち合うための
ものであり、平和をもたらすものです。したがって、私たちは長野で聖
火を迎えるとき、日本の法律を遵守し、現地の規定と指導に従うことを
忘れてはなりません。日本の友人たちと大いに交流そして協力し、とも
に聖火を迎えることで、日中間の民間レベルの友情を一段と深めましょう!
長野の聖火リレーは、4月26日午前8時にはじまります。詳しい情報は、
関係メディアの報道にご注目下さい。
2008年4月20日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
共同呼びかけ人(署名順)
▽学者・芸術家
朱建栄(東洋学園大学教授)
馬成三(静岡文化芸術大学教授)
王智新(聖トマス大学教授)
魏大名(会津大学教授)
巨東英(埼玉工業大学教授)
金 群(早稲田大学教授)
金堅敏(経済学者・博士)
程子学(会津大学教授)
王 敏(法政大学教授)
斉 琳(鉄道総研グループ(株)TESS中国事業部部長)
莫邦富(評論家・作家)
葉金花(物質・材料研究機構部門長)
呉智深(茨城大学教授)
段躍中(日中交流研究所所長)
王 柯(神戸大学教授)
張偉雄(札幌大学教授)
劉岸偉(東京工業大学教授)
熊達雲(山梨学院大学教授)
張紀潯(城西大学教授)
陳文権(早稲田大学教授)
李春利(愛知大学教授)
劉徳強(京都大学教授)
周牧之(東京経済大学教授、麻省理工大学客座教授)
沈国威(関西大学教授)
苑志佳(立正大学教授)
宋立水(明治学院大学教授)
関乃平(東洋美術学校主任教授)
けい志強(国士舘大学教授)
周建中(東京成徳大学大学教授)
李志東(長岡技術科学大学教授)
唐艶鴻(国立環境研究所主任研究員)
李鋼哲(北陸大学教授)
任暁兵(物質・材料研究機構グループ責任者)
凌星光(福井県立大学名誉教授)
朱世傑(福岡工業大学教授)
陳肇斌(首都大学東京教授)
劉 傑(早稲田大学教授)
趙 軍(千葉商科大学教授)
沈 潔(浦和大学教授)
陳 迎(東京大学准教授)
朱 炎(富士通総研主任研究員)
毛桂榮(明治学院大学教授)
趙宏偉(法政大学教授)
李 磊(法政大学大学院教授)
唐亜明(編集者・作家)
任福継(徳島大学教授)
方如偉(九州女子大学教授)
王 晨(大阪市立大学教授)
黄りん(神戸大学教授)
岑智偉(京都産業大学准教授)
李 為(京都産業大学准教授)
區建英(新潟国際情報大学教授)
汪志平(札幌大学教授)
汪蕪生(写真芸術家)
陳仁端(元日本大学教授)
倪慶清(信州大学教授)
周緯生(立命館大学教授)
---------------------------------------------------------------
▽中国語メディア責任者
徐静波(アジア通信社社長)
呉暁楽(日本新華僑報社長)
羅怡文(中文産業(株)社長)
楊文凱(中文導報社長)
張景子(日本僑報社社長)
周 彬(聨合週報社長)
傳 冰(留学生新聞社長)
張麗玲(CCTV大富社長)
徐迪旻(東方衛視日本総代表)
石川尚代(日中新聞社長)
何毅雲(東方時報社長)
李 軍(華風新聞社長)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆関係報道
◎崔大使、長野市での北京五輪聖火リレーについて語る
「北京週報」3月7日
(http://www.pekinshuho.com/zrgx/txt/2008-03/10/content_103477.htmより)
長野市で行われる北京五輪聖火リレーについて、崔天凱・駐日中国大
使が6日東京で、北京電視台取材班の取材に応じた。外交部のウェブ
サイトが伝えた。
▽聖火リレーが中日関係にもたらす意義について
現在中日関係は改善と発展の重要な時期にある。今年春には胡錦濤主
席が日本を公式訪問する。中国の最高指導者による10年ぶりの訪日で
あり、今後の中日関係の発展に深遠な影響をもたらすはずだ。今年は
河北省と長野県の友好関係締結25周年、長野冬季五輪10周年にもあたる。
長野での北京五輪聖火リレーの実施は、「幾重もの喜びの到来」言えよ
う。日本各界はこの聖火リレーに熱く注目し、積極的に支持している。
昨年10月25日には早くも長野市役所や日本オリンピック委員会など関係
各方面が「北京五輪聖火リレー実行委員会」を設立、成果に富む準備
作業を進めている。中日双方の共同努力と両国人民の力強い支持の下、
長野での聖火リレーが見事成功を収め、両国の国民感情を一層深め、
中日関係の発展促進に積極的な役割を果たすものと信じている。
▽聖火リレーの走者になることについて
五輪聖火を掲げ、長野での北京五輪聖火リレーの走者となることを、
大変光栄に思うとともに、その責任の重大さを痛感している。自分自身
真剣に準備し、しっかりとリレーをこなしたい。在日華僑華人・中国系
機関・留学生らも聖火が早く長野に到着することを熱く待ち望み、その
時には長野で声援を送り、北京五輪の成功に力を尽くすことを望んでい
る。在日華僑華人・中国系機関・留学生・大使館職員は全体が長野での
北京五輪聖火リレーの参加者・走者となり、中日友好の促進を目指す走
者となるだろう。(編集NA)
---------------------------------------------------------------
◎在日中国人留学生、北京五輪支援の1万人署名活動
「新華社(中華人民共和国駐日本国大使)」4月19日
(http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t427148.htmより)
日本の中国人留学生が19日、北京五輪支援の1万人署名活動を
始めた。
スタート式が行われた東京の海洋大学では、「一つの世界、一つの夢」
の標語が風に舞い、中日両国の多くの学生が集まって、赤、黄、青の3枚
の旗に自分の名前を書いていた。
今回の活動の責任者、全日本中国人留学者友好聯誼会(学友会)の張畢・
事務局長は新華社記者に、次のように話した。署名活動はオリンピック精
神と平和の理念を伝え、中日友好を促進するためのものだ。学友会はオリ
ンピックを支持する全世界の人々が手を携えて、北京オリンピックを支援
するよう呼びかける。日本で署名活動を行うことは、日本の一部の学生の
誤解を解くとともに、北京五輪が中国だけでなく、全世界と全人類のもの
であることを教えるのに役立つ。
署名活動は北京オリンピック開幕前夜まで続けられる。26日の長野市
での五輪聖火リレーの際も、現地で署名集めが行われるという。
---------------------------------------------------------------
◎在日華人、聖火リレーに関する提議書を
「中国国際放送局」4月23日
(http://japanese.cri.cn/151/2008/04/23/1@116489.htmより)
21日、日本在住の中国人学者、芸術家、中国語メディアなどが提議書
を発表し、在日華僑や華人は日本の人々とともに、北京五輪の聖火を迎
えるよう呼びかけました。
提議書は、「26日、聖火が長野に到着する。1998年、長野は冬季五輪を
開催した。2008年、聖火が再び長野に来ることは、平和を愛する全ての
人々の誇りである」としています。
提議書はまた、「日本は官民あげて北京五輪、中国のスポーツ事業の
発展を支援してきた。特に、長野県は、中国の冬季スポーツの発展に多
大な協力をしてくれた。野球の日本代表監督である星野氏が言うように
『這ってでも、次のランナーに』渡したい」としています。
提議書はさらに、「聖火が長野でリレーされることは、大きなチャン
スである。華僑・華人は長野に行って、ランナーの応援に行こう」と
呼びかけています。
東洋学園大学の朱建栄教授は、「ロンドン、パリの華僑や華人たちの
呼びかけを聞いた後、我々、日本にいる中国人も黙っていてはいけない
と思った。今回発表した提議書は、在日華人の心を代表している。日本
の一部メディアは、最近、聖火リレーやチベット問題について公正な報
道をしていないが、大多数の日本国民、特に長野は北京五輪を支持して
いる。在日の華人や華僑たちは、民意を代表する主流の人たちとともに、
聖火リレーの成功のために努力していくべきだ」と述べました。
(翻訳:ooeiei)
---------------------------------------------------------------
◎聖火リレー、在日中国人ら2000人が長野へ
祖国のため、そして日中友好のために
橋爪 明日香
「empro(OhmyNews)」4月24日
(http://www.ohmynews.co.jp/news/20080423/23911より)
長野市で26日に行われる北京五輪の聖火リレーで、在日中国人ら
約2000人が長野に集まる計画が明らかとなった。中国人留学生らで組織
される全日本中国留学生学友会の呼びかけによるもので、同会のもとに
取材が殺到したため、23日東京・虎ノ門にて緊急会見が行われた
(動画はこちらhttp://www.ohmynews.co.jp/photo/20080423/23903)。
同会会長の李光哲(リ・グヮンジェ)氏は「私たちは今回、北京オリ
ンピックを応援するために長野に行きます。そこで日本人や中国人留学
生の聖火ランナーを応援し、日中友好の促進やオリンピック精神の高揚を
アピールしたい」と意気込みを語った。
今回、日本各地にいる留学生を中心に、1人2000円の参加費でバス約40台
が手配された。お金がない留学生のため、資金協力をした民間企業社長・
呂娟(ル・ジュエン、留学生OB)氏は、「日本で暮らしていても、祖国
の役に立ちたいという思いが留学生にある。また、一生懸命勉強して働いて
いる日本の役にも立ちたい。日中友好のために行動を起こすことは、
私たちにとってとても大切」との思いを強調した。
当日の警備体制は3000〜4000人の見通し。混乱が起きることも予想
されるが、衝突や暴力には決して訴えず、対応は日本の警察に任せる
としている。
---------------------------------------------------------------
◎在日中国人2000人が長野へ集結 聖火リレーで
「MSN産経ニュース」4月17日
(http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080417/oth0804171745007-n1.htmより)
在日中国人留学生でつくる全日本中国留学生学友会は17日、北京五
輪の聖火リレーが26日に長野市で行われるのに合わせて、日本各地の
留学生ら約2000人の中国人を長野市入りさせる計画を進めていること
を明らかにした。
李光哲会長は「平和的な歓迎活動。抗議行動が起きた場合は日本の警察
当局にゆだねる」と述べ、衝突や暴力行為を起こさないよう参加者に呼び
掛けていると強調した。
参加するのは全国の100近い大学の留学生や日本で働く中国人ら。
東京中心部から26日未明にバス30〜40台をチャーターして長野市に
向かうほか、地方からは直接長野市入りする。
「長野から北京へ」や「1つの世界、1つの夢」などの統一したスロー
ガンを準備、声援で「中国人の愛国や平和のイメージ」(同学友会)を
アピールしたいとしている。
---------------------------------------------------------------
◎長野県華僑総会:聖火リレーを成功させたいと願う在日華僑華人
「中国新聞社」4月24日
(http://www.chinanews.com.cn/olympic/news/2008/04-24/1231072.shtmlより)
中国新聞社記者 朱沿華
24日午後、長野県華僑総会入り口には、一面に五星紅旗(中国国旗)
が準備され、ひっきりなしに問い合わせの電話が鳴っていた。台湾原籍
の王昌勝会長は「日本各地の華僑華人はみな、聖火リレーに声援を送ら
なければ、と考えています。このように総会が忙しくなるのは、久しぶ
りです」
明日、耳目を集めている北京オリンピックの聖火が長野に到着し、明
後日には聖火が再び長野を走る。このことは深く在日華僑華人の心に影
響を及ぼしている。「みな、祖国からの聖火に期待しています。聖火は、
私達、在日華僑華人の誇りです。」王会長はこのように述べる。
聖火を迎えるため、長野県華僑総会は早くから多くの五星紅旗、横断
幕を準備していた……しかし、心が奮いたつその時がやってくる前に、
突然土砂が舞い、どんよりした天気に覆われ、長野の祝福ムードはうち
砕かれた。
王昌勝会長は、オリンピックと関係がない政治問題が故意に連動させ
られていることに不満を表明している。「10年前、長野冬季オリンピッ
クの時に、私が経営する中華料理店には、世界各地からお客さんを迎え
ました。言葉は通じませんでしたが、友好的に交流を行うことができま
した。これがオリンピックの魅力です。
しかし今、オリンピックと関係のないことを故意に連動させる人々が
います。日本のメディアの中には、中立の立場ではなく、このことばか
りを誇張する動きがあります。オリンピックの面白み、『味』を殺して
しまい、がっかりしています。」
それでも、王会長は長野での聖火リレーが成功すると信じている。オ
リンピックを心から愛する長野の人々と在日華僑華人、留学生が強力な
サポーターとなっているためである。王会長によると、長野県華僑総会
の電話は鳴りやまず、岡山、東京、横浜、関西などの華僑華人華僑と留
学生は次から次へと、当日に長野で聖火を見守ると表明しているという。
「これらの人々が長野に来るのは誰にも強制されておらず、完全に自由
意思です。多くの人々はこれまで長野に一度も来たことがありません。
彼らを案内するのが、長野県華僑総会の責任です」
王昌勝会長は今最も手を焼いている問題は、十分な駐車場がないことで
ある。
最後に、王会長は、「意外な状況の発生は、かえって両国の仲がよく
なることと思います。聖火リレーが私達の共通の思いをつたえてくれる
でしょう」と述べた。(日本僑報社訳)
---------------------------------------------------------------
◎火炬境外伝逓進入入尾声階段 華人力争站好最后崗
(聖火リレーを目前に 華人が最後に聖火の護衛を)
「中新奥運網」4月24日
(http://2008.cns.com.cn/news/2008/04-24/14433.shtmlより)
「留学生達と長野に夜を徹してバスを走らせ、声援を送る」李光哲・
全日本中国留学生学友会とオーストラリアの中国人留学生Peter氏の
聖火リレーに対する取り組みから、世界各国の華僑華人によって聖火が
明るく大地を照らすと述べている。
---------------------------------------------------------------
◎北京奥運聖火安抵日本東京
(北京オリンピック聖火、日本に無事到着)
「人民網日本版」4月25日
(http://japan.people.com.cn/35468/35501/6398834.htmlより)
羽田空港に到着した聖火が、北京オリンピック旗と横断幕に迎えられ、
猪谷千春・日本オリンピック委員会理事や崔天凱・中国大使に手渡され
た後、バスで長野に出発する様子が写真入りで紹介。
---------------------------------------------------------------
◎北京奥運聖火抵達日本 北島、福原愛明伝逓火炬
(北京オリンピック聖火が日本に到着 北島選手・福原愛選手がランナー)
「中国新聞社」4月25日
(http://www.chinanews.com.cn/olympic/news/2008/04-25/1231381.shtmlより)
羽田空港に聖火が到着し、リレーランナーとして水泳の北島選手と
福原愛選手が選出されていることを伝える。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
著作権は日本僑報社、またはその情報提供者に帰属します。
情報のご提供・お問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ
●中国研究書店e-shop→http://duan.jp●
▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲
△登録・解除http://www.mag2.com/m/0000005117.htm△
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━