産婦人科が休診となっている県立志摩病院(志摩市)に26日、助産師外来が設置される。県病院事業庁が、23日の県議会健康福祉病院常任委員会で明らかにした。
助産師外来を設置するのは毎週火・金曜の午前9時~午後5時。助産師資格を持つ看護師8人が応対する。当面は志摩地域の出産間もない女性を対象に、搾乳や乳腺炎対策などの乳房ケア、育児相談など産後のフォローを中心に行う。予約制で乳房ケアは1000円。各種相談は無料。
志摩病院は、常勤の産婦人科医が今年3月末で退職し、予定していた後任医師も体調不良を理由に着任を辞退したため、4月以降、休診になっている。同庁は「産婦人科医確保についても引き続き努力していく」としている。【田中功一】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年6月24日 地方版