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2009年6月23日(火) 19:15 |
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このままでは第4次取水制限に
雨不足の影響で香川の主な水源である早明浦ダムの貯水率は下がり続けています。 このまま雨が降らなければ今月30日にも貯水率が15%になる見通しで、香川用水の第4次取水制限に入ることが検討されています。
今年3月に完成した人工のため池「宝山湖」からの取水によって断水などは回避されていますが、宝山湖からの取水はどの程度、可能なのでしょうか。 香川用水の調整池、宝山湖は、香川県などが渇水対策の緊急用のため池として255億円を投入し5年の歳月をかけて今年3月完成させたものです。 宝山湖は最大305万トンを貯水できます。 渇水にそなえ4月中旬には満水でした。 早明浦ダムの貯水率が下がり続け、香川用水は22日から第三次取水制限に入りダムからの取水を50%カットしています。 第3次取水制限にあわせて宝山湖から一日およそ2万9千トンの水の供給が始まりました。 3次取水制限で一部、高台の住宅などが断水の可能性が出てくるため、それを補うための供給です。 計算上はこのまま第三次取水制限のカット率が続いたとしても宝山湖からの取水により水道水の断水は100日は回避できます。 しかし、現実にはこのまま雨がふらなれければ早明浦ダムは7月6日にも底をつくと予想されていて宝山湖に残ってる水だけでは10日しか持たないと見られています。 高松地方気象台によりますと、23日夜から24日朝にかけて早明浦ダム周辺では多くて60ミリの降雨が予測されていますが、関係者はダムの貯水率回復につながるかどうかはわからないと話しています。
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