河村建夫官房長官は23日午前の記者会見で、佐藤勉総務相が日本郵政の西川善文社長の再任を認可する方針を決めたことについて「判断が間違っているとは思わない」と述べた。与野党内で西川氏の辞任論が根強いことに関しては「民営化を目指す会社の人事の判断だから、決して感情論で片づけられるものではない」と反論。「民営化が軌道に乗るということで国民に理解いただけると思う」と語った。

　自民党の鳩山邦夫前総務相は23日午前、日本郵政の西川善文社長の続投が決まり、処分が報酬の一部返上となったことについて「国民を愚弄（ぐろう）するような目くらましだ」と苦言を呈した。都内で記者団に語った。鳩山氏は「経営一新して責任を問わなければ、国民は受け入れない」とも述べ、続投を決めた政府方針を改めて批判した。(12:20)